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業界交差点

この人に聞きたい:第721回
(週刊水産タイムス:20/01/27号)

浜の既成概念を変える

漁業プロデューサー  舘岡 志保氏

 

 東京都出身。看護師として医療業界に従事していたが2014年に北海道に移住。八雲町で刺網漁を営む「噴火湾鮮魚卸龍神丸」の営業広報マネージャーとして水産業界に足を踏み入れた。18年12月に「Navire noir」(ナヴィルノワール)を設立。漁業プロデューサーとして、漁業者の6次産業化や加工品開発、販路開拓をサポートしている。
 経営安定化のための新規生産品着手の支援にも注力する。噴火湾のホタテ養殖業者に対しては隣町での成功例をもとに、カキ養殖の兼業を提案。現在は養殖場2件の協力を得て、垂下式とシングルシード式の試験的操業を行っている。
 舘岡氏は「環境や資源状況の変化に伴い、漁師もこれまで以上に強い危機感を持っている。6次産業化や新規生産をはじめとした変化の必要性に理解を示してくれる漁師も増えてきた」と話す。
 昨年5月には落部ブルーツーリズム推進協議会を設立した。漁業者の新たな収入源の確保を目的とし、漁業体験や漁村地域滞在型旅行「渚泊」を展開。浜に変化を生み出し続けている。
 次に求める変化は「女性の活躍」だ。「水産業は未だに男尊女卑の概念が残っており、女性自身も周囲の目を気にして消極的になりがち。それは時代遅れでもったいないこと。女性が活躍すれば浜は潤い、男性にとってもメリットは大きい」と舘岡氏は指摘する。
 だからこそ水産女子PJには人一倍期待を寄せている。活動のシンボルとなるロゴマークも舘岡氏が考案したもの。無限大の記号でかたどった魚は持続的な水産を、ハートは「女性の愛情なくして水産業は成り立たない」という強い意志を込めた。「残念ながら水産女子PJは本格的なスタートを迎えたとは言えない。水産庁には、運営体制強化とともに企業への積極的なプロモーション活動をお願いしたい」と思いを語る。
 漁師の嫁であり、三児の母でもある舘岡氏。親の責任として子供達の笑顔が溢れる豊かな漁村社会を目指す。意見の衝突は恐れない。

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