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業界交差点

この人に聞きたい:第762回
(週刊冷食タイムス:20/11/24号)

主力品を大量・効率的に

(株)ヤヨイサンフーズ 専務取締役 経営管理本部長  大西 宏昭氏

(おおにし・ひろあき)1980年大洋漁業入社、03年マルハ冷凍食品事業部副部長、17年マルハニチロ執行役員業務用食品部長、18年業務用食品ユニット長を兼務、20年ヤヨイサンフーズ取締役。趣味は読書、特に中国の歴史小説。1957年12月生まれ、63歳。

稼働を開始した気仙沼工場

 親会社から転じ半年。「他社が作れない商品が多く業務用としての歴史も長い。得意先の評価が高い」と評する大西氏。コロナや気仙沼工場稼働で大きく変化するタイミングでもある。

 ――中から見た印象は?
 大西 プロであり真面目という印象です。非常勤取締役のころから「もう少し遠慮なく意見を」、「がむしゃらになってもいいのでは」と思う部分もありましたが。

 ――異動した4月は首都圏で緊急事態宣言が発出された。
 大西 来て2日目で在宅勤務が基本になり、できることが限られてしまいました。幸い、損益計算書などは入手していたので、問題点や数字についてはじっくり把握できたと思います。時間があるので細かくノートに書き込んでいたら既に3冊目になりました。

 ――課題が明確になった。
 大西 当社は自社生産比率が87%くらい。マルハニチロは11%ほど。当社がメーカーならマルハニチロはメーカーと商社の中間的位置付け。したがって当社は損益分岐点が高い。今年度、収益力向上プロジェクトを発足し、コスト構造の見直しによる収益向上について取り組んでいます。

 ――上期はコロナで苦戦した。
 大西 上期売上げは前年比92%。今月稼働を開始した気仙沼工場の早期フル稼働をめざすことは今年度の重要施策。コロナ禍により停滞した雰囲気を一掃したい。

 ――気仙沼工場は3ライン。
 大西 煮魚・焼魚は、従来の気仙沼松川工場の生産能力の2倍に高まりました。九州工場でバッチ生産だったソフリ(やわらか食)は連続生産にしました。水産カツを含む主力商品をガンガン生産して効率を高めていきたい。

 ――自社生産比率が高まる。
 大西 90%くらいになりますが、外部生産も必要です。400億円を超える企業をめざしたい。

 ――親会社は気仙沼工場をグループにおける介護食の基幹工場にする方針と発表している。
 大西 まだ先の話ですが、隣接地が空いているので、できれば気仙沼は早いうちに第2工場を作りたい。親会社は「50億円規模の工場を何カ所も作るより大規模で効率的な工場を作る」方針ですから、その意味でも大きくしたい。

 ――大手通販サイトに出店するなど、新たな売り先を試みている。
 大西 パスタのオリベートが家庭でも評価され「どこで売っているの」と問い合わせが多く来ました。販売ルートの垣根が下がり、生協を含めたルートに結構売れています。業務用から家庭向けに持っていけば売れる商品はあると思います。

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