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業界交差点

この人に聞きたい:第768回
(週刊冷食タイムス:21/01/12号)

加工度の高い商品に注力

Wismettacフーズ(株) 代表取締役社長  辻川 弘氏

(つじかわ・ひろし)外資系銀行を経て1993年西本貿易(現Wismettacフーズ)入社。2002年取締役、17年3月から現職。1960年2月20日生まれ、60歳。横浜出身。早大法学部卒。「時間ができれば趣味の乗馬を再開したい」。

「アボカドディップ」扱い店増加

 Wismettacフーズは西本Wismettacホールディングスの100%子会社で、冷凍果実・野菜などの輸入を手掛ける。今、加工度の高い商品に力を入れている。

 ――事業内容について聞きたい。
 辻川 日本食、アジア食を海外のレストランやスーパーに輸出する事業が西本WismettacHD全体の売上げの3分の2を占め、果実・野菜の輸入は生鮮・冷凍品ともWismettacフーズがほぼすべて担っています。冷凍果実のうち、取り扱い量が最も多いのはストロベリーで、年間5000t弱。2番目がブルーベリー。次いでアボカド、マンゴーが同程度。ストロベリーはジャムなどの原料向けが多く、それ以外は外食、量販店など販路は多岐に渡ります。コロナ禍で外食が落ち込んだ一方、以前から販売に力を入れていた小売向けの需要が高まり、トータルではそれほど大きな影響を受けていません。

 ――社員に求めていることは?
 辻川 国内は人口減少が進み、既存事業の大きな伸びは期待できません。ワンランク上の仕事をするため、後継者を育てて今の仕事を譲り、新しい事業・分野に挑戦するよう社員1人ひとりに常々言っています。

 ――成功事例を聞きたい。
 辻川 輸入に携わっていた人間に、りんごの輸出を任せました。当時、りんごは他社が台湾や中国に輸出していましたが、贈答用の大玉がメインで、期間も旧正月に限られ、高価でした。そこで小玉りんごを「SUGOI」というブランドでタイやインドネシアに送り、手頃な価格に設定すると、これがヒットして事業規模が大きくなりました。この取り組みが評価されて2019年、農林水産大臣賞をいただきました。

 ――力を入れている加工度の高い商品とは?
 辻川 アボカドをペースト状にした「アボカドディップ」を昨年秋から、関東圏のスーパーで販売しています。年明けには導入店舗がもっと増える予定です。
 もともと生鮮用のアボカドを仕入れていたCalavo(カラボ)という有力なサプライソースを持っていたことと、スーパーでの販売実績があったおかげで実現できました。メキシコの工場で冷凍加工し、国内で解凍、青果売場でチルド販売しています。56.7g入りで店頭売価は200円前後。一度使ってもらえればリピートしてもらえる自信はありますが、今は店頭で試食ができないのが悩ましいところです。

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