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今週の一本

●MSCジャパン・アワード開催  松田陽平 (週刊水産タイムス:26/09/14号)

ニッスイやUmios受賞

授賞式の様子(左からMSCジャパンの石井氏、岸岡部長、西部長、眞野上席部長、佐藤部長)
 MSCジャパンは、国内でMSCラベル付き水産物の普及に貢献した事業者を表彰する「MSCジャパン・アワード2026」の授賞式を都内で10日開催した。今年で3回目。「小売部門」はイオン、「メーカー部門」はニッスイ、「フードサービス部門」は日本マクドナルド、「コミュニケーション部門」はUmiosがそれぞれ受賞した。

 「小売部門」「メーカー部門」「フードサービス部門」は2025年度の消費者向けMSCラベル付き製品の販売重量の実績に基づいて受賞事業者を決定。「コミュニケーション部門」はMSCラベル付き水産物を消費者に広める取り組みを行っている事業者を選んだ。
 授賞式では、MSCジャパンの石井幸造プログラム・ディレクターが受賞者にアワードトロフィーを授与。その後、各受賞者が取り組みについてプレゼンテーションを行った。
 小売部門で受賞したイオンリテール食品本部水産商品部の岸岡清和部長は、同社が2006年からMSC商品の販売を開始し、20年の節目であることを示し、これまでの取り組みをふり返った。岸岡部長は「サステナブルシーフードはもっとスタンダードになる。それを選ぶことが“自分らしい買い物スタイル”と考えるお客様の受け皿になっていきたい」と語った。

白身魚の持続可能性を証明する仕組み

 メーカー部門で受賞したニッスイの西昭彦サステナビリティ推進部長は持続可能な水産物調達に向けた取り組みについて紹介した。前回の資源状態調査で「要改善」など課題があった資源の多くが「外部調達」のもので、「サプライヤーなどステークホルダーと連携することが重要」と指摘した。
 同社が扱うMSC認証魚種の調達総重量は約80万t(22年)。そのうち7割はスケソウダラで、そのほかホキなど白身魚が上位を占めている。「MSC認証は白身魚の持続可能性を証明する重要な仕組み。ラベル付き商品にに限らず、BtoB商品を含めて認証漁業からの調達割合を増やしていきたい」と語った。

訪問学習や料理教室で意義伝える

 フードサービス部門で受賞した日本マクドナルドのコミュニケーション&CR本部サステナビリティ・政策渉外部の眞野昌子上席部長はパッケージにMSCロゴが入った「フィレオフィッシュ」について紹介。「今回がゴールではなく、MSC商品の提供とともに、今後も水産物の持続可能性や海の未来について伝えていきた」と語った。
 コミュニケーション部門で受賞したUmiosサステナビリティ戦略部の佐藤雄介部長は、MSC付き水産物を広げるための同社の取り組みを紹介した。
 佐藤部長は▽訪問学習による教育・学習支援活動▽親子料理教室の開催▽ウェブマガジン「umito」を通じたMSC製品の発信▽「サステナブルシーフードカタログ」の発行と活用――について事例を示した。

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