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●ニッスイG ゴートンズ社 米インディアナに新工場  松田陽平 (週刊水産タイムス:25/10/13号)

白身フライなど増産 堅調な需要に応える

 ニッスイ(東京都港区、田中輝社長)の北米グループ会社で水産調理冷凍食品を製造販売するゴートンズ社(米国マサチューセッツ州)は、インディアナ州レバノンに工場を新設し、9月中旬から稼働を開始した。現地時間9月30日に同工場で竣工式を行い、ニッスイの田中社長らが出席した。

田中社長が竣工式に出席
レバノン工場の外観
G社の白身フライ商品
 同社グループは、2030年の長期ビジョン「Good Foods 2030」でグローバル展開の加速を課題とし、海外の食品事業では白身魚やエビを使用した水産フライで圧倒的な世界bP企業となることをめざしている。
 ゴートンズ社は、米国の家庭用水産調理冷凍食品のカテゴリーでトップシェアを誇り、スケソウダラを使用した白身フライ商品を主力として、エビを使用した商品なども拡大している。さらなる増産・販売拡大の実現に向けて生産設備能力が不足していたため、工場の新設を決定。2024年2月着工した。
 既存の本社工場(マサチューセッツ州グロースター)は引き続き主力工場として生産を継続する。レバノン工場の新設により、堅調なリテール向け白身フライ商品への需要に対応する。主力の白身フライ商品の販売をさらに伸ばすとともに、エビフライ製品も拡大し、さらなるシェア向上をめざす。

より良い顧客サービスを提供

 レバノン工場では付加価値商品の生産や生産ラインの最適化を視野に置き、サプライチェーンのフレキシビリティーを高めることで、より良い顧客サービスを提供する。
 建設にあたっては、ゴートンズ社の物流パートナーであるU.S.コールドストレージ社(ニュージャージー州)と提携。冷蔵倉庫などの設備面や物流面での協力を得ている。
 工場を新設した米国中西部のインディアナ州は優秀な従業員が確保しやすく、全米に配送するための物流拠点として立地が良いという。

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