冷凍食品(冷食)・冷凍野菜・お弁当の売上・取扱ランキング・ニュース
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●ニチレイ前期の加工食品 価格改定効果で7%増
高橋尚徳
(週刊冷食タイムス:26/05/19号)
コスト増で営業利益5%減
ニチレイの前3月期決算で、冷凍食品がメインの加工食品事業は価格改定効果や大手ユーザー向けチキン加工品が伸長して売上高が7%増3342億円と増収だったが、原材料.仕入れコストの急激な上昇や販促費用の増加で5%減179億円と減益だった。
家庭用調理品は米飯類やチキン加工品の価格改定効果で売上高が4%増970億円となった。 業務用調理品は大手ユーザー向けのチキン加工品と外食向け米飯類の数量増で売上高が13%増1244億円と2ケタ伸びた。 農産加工品(冷凍野菜)は価格改定後の販売数量の回復が遅れ10%減218億円と苦戦した。 海外(1〜12月)は北米で食品事業の統合を先行し、水産子会社を吸収合併したため売上高が5%増1088億円と増収。営業利益はタイのバーツ高の影響で18%減54億円と減益だった。 増収効果で16億円、価格改定効果で60億円、生産性改善9億円など計108億円の営業利益押し上げ要因があったが、原材料・仕入れコストで61億円、海外関係会社の業績影響額が12億円など計117億円の押し下げ要因が上回った。
低温物流事業は増収2ケタ増益
低温物流事業は国内外で保管.輸配送需要を着実に取り込み売上高が8%増3010億円と増収だった。営業利益は海外の新設倉庫稼働遅れや子会社の買収費用を計上して減益だったものの、国内の収益向上、減価償却方法の変更が寄与して全体では18%増186億円と2ケタ増益で着地した。 国内は大都市圏を中心に保管・輸配送需要の着実な取り込みに加え、リテール事業が堅調に推移したことで売上高5%増1990億円、営業利益25%増180億円と増収増益だった。 海外は英フォワーディング会社の買収効果に加え、英国内の既存会社との連携により通関.保管需要を着実に取り込み、売上高が11%増926億円と2ケタ増。 営業利益はポーランドの新設倉庫の稼働遅延の影響に加え、マレーシアの子会社買収費用といった一時的な費用の計上が重なり10%減30億円と減益だった。 ニチレイの連結業績は加工食品と低温物流がけん引して売上高2%増7161億円と増収。営業利益2%増390億円、経常利益1%増401億円と前年並み。当期純利益は政策保有株式の売却などで11%増273億円となった。
食品は前年並み低温物流けん引
今期は決算期を12月に変更したため、国内が4〜12月の9カ月変則決算で、海外は1〜12月決算になる。原材料.仕入れコスト増が継続する食品事業は前期並みの利益確保に注力し、低温物流事業がけん引して増収増益を見込む。 食品事業(加工食品と水畜産品)は原料コストが想定を超えて上昇したため売上高見込みを1%増3431億円と当初計画比で46億円下方修正した。営業利益も49億円下方修正して1%増162億円を計画している。 中東情勢の緊迫化に伴う影響は電気、ガス、包材などのコストアップが60億〜70億円程度と試算している。第1四半期への影響は軽微だが、第2四半期以降に本格的なコスト上昇を見込んでいる。
中計最終年度の財務目標を変更
ニチレイは2027年12月期を最終年度とする中期経営計画「Compass×Growth2027」で、最終年度の売上高を7773億円と当初計画比で227億円下方修正するなど財務目標を変更した。想定を上回る原材料コストの上昇、インフレの継続による消費環境の変化を受けて判断した。 売上高に加え、営業利益を当初計画比で108億円減の452億円、当期純利益を同60億円減の320億円、EPS(1株当たり当期純利益)を同24.0円減の127.7円、EBITDAを同124億円減の712億円にそれぞれ下方修正した。 売上高は全体では下方修正したが、低温物流事業は当初計画比280億円増の3400億円に上方修正した。設備投資やM&Aによる海外での伸長を織り込んだ。 食品事業はコスト高への追加施策を実行するものの、中計期間内で打ち返せず、営業利益を同67億円減の220億円に下方修正した。 M&Aによる売上高.利益目標数値は削除したが、嶋本和訓社長は「M&Aはタイミングに左右されるため収益効果を中計では外しているが、積極的に推進する考え方自体に変更はない」とコメントしている。
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\ 15,400(税込み) |
\ 4,400(税込み)
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\ 2,750(税込み)
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\ 2,640(税込み)
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