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今週の一本

●豊洲移転、開場日確定を先送り  松田陽平 (週刊水産タイムス:17/11/13号)

江東区長が都の対応に不満

6日開催された新市場建設協議会のようす
 東京都が10日開催を予定していた第23回新市場建設協議会(会長=村松明典中央卸売市場長)が延期となった。6日に同協議会で築地市場の業界団体と合意した「豊洲市場への移転・開場時期を平成30年10月中旬とする」方針を受け、10日の会議では具体的な日程を決める予定だった。豊洲市場の受け入れ先である江東区の山ア孝明区長が6日に発表した賑わい施設(千客万来施設)などに関するコメントが開催延期の要因と見られる。

 都が6日開催した第22回新市場建設協議会では、豊洲市場への移転・開場時期を「平成30年10月中旬とする」ことを築地市場の業界側と合意した。

 協議会開催に先立ち、市場業界側が懸念を示していた@追加安全対策工事と安全確認の7月末までの完了A知事による安全宣言――の2点について小池百合子知事が明確な回答を示したことで合意に至った。

 市場業界側が強く求めていた知事による安全宣言については「安全面での条件が整った段階で、安全・安心な市場であることについて、私から発信いたします」と小池知事自ら回答した。

 6日の協議会では市場業界側が慎重な姿勢を見せ、移転・開場の具体的日程については決めず、10日に先送りとなった。

約束事が一つも履行されていない

 「平成30年10月中旬」という協議会の決定を受けて、豊洲市場の受け入れ先である江東区の山ア区長は、都に要望している「土壌汚染対策」「地下鉄8号線の延伸を含む交通対策」「賑わい施設の整備」の3つについて「約束事が一つも履行されていない」として強い危機感を示すコメントを6日発表した。

 豊洲市場の賑わい施設の整備については「築地の再開発の展望が不透明であることから、事業者の進退が危ぶまれる状況。当区は、賑わい施設を整備することが確定しない限り、市場の受入れを再考せざるを得ない」と都の姿勢に懸念を示した。

 小池知事は10日の定例会見で「豊洲移転には江東区のご理解、ご協力が必要。今回3つの要望が出ているが、いずれも以前から出ているもの。それぞれ時間軸が異なるが、真摯に対応したい。賑わいの部分は、開場に向けてタイミングを合わせたいという江東区側の気持ちをとらえ、都として調整したい」と語った。

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