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今週の一本

●マルハニチロ、完全養殖のスジアラをソーセージに  井出万寿男 (週刊水産タイムス:20/01/20号)

“産地厳選”シリーズにラインナップ

沖縄三大魚種の一つ、スジアラを使用
土産にも期待できる
 マルハニチロ(東京・豊洲、伊藤滋社長)は、完全養殖のスジアラを使った初めての魚肉ソーセージをこのほど商品化した。商品名は「沖縄産アカジンを使ったお魚ソーセージ」で、同社がシリーズ化している“産地厳選フィッシュソーセージ”の新ラインナップ。すっきりした味わいながら旨みたっぷりで人気が出そうだ。
 スジアラ(別名アカジン)はハマダイ、シロクロベラと並ぶ、沖縄三大高級魚の一つ。アカジンは中国で「東星斑(トンシンバン)」と呼ばれ、おめでたい魚として人気がある。「沖縄産アカジンを使ったお魚ソーセージ」は全国販売。インバウンド観光客の土産にも期待した明るい赤のパッケージにした。希望小売価格は50g×3本で240円(税別)。

水研機構が開発

 水産研究・教育機構の西海区水産研究所亜熱帯研究センターは2016年、世界で初めてスジアラの完全養殖技術の開発に成功。この成果を活用した新たな養殖産業の創出が期待されてきた。
 水研機構の開発調査センターは、2017年から沖縄諸島周辺地域におけるスジアラ養殖の事業化に向けた技術開発を続け、飼育開始から2年半を経過した魚が出荷サイズ(500〜800g/尾)まで成長した。
 完全養殖スジアラは過去に流通したことがなく、水研機構では天然資源の持続的利用への配慮とともに食品としての安全安心、食味など、その品質を天然魚と比べても高い水準で安定させ、他の追随を許さない商品づくりを追求。他のスジアラと差別化を図るため、「琉球アカジン」という商標を作成した。
 これに着目し、魚肉ソーセージにしたのがマルハニチロ。「ご当地の魚を手軽に味わってほしい」と、2017年から産地と魚種にこだわった産地厳選フィッシュソーセージをシリーズ展開している。
 ハム・ソーセージの代用という従来の魚肉ソーセージのイメージから脱却し、魚種にこだわり、魚本来のおいしさを求める消費者のニーズに応えたことで、鮮魚売り場にも並んでいる。

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