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業界交差点

この人に聞きたい:第588回
(週刊冷食タイムス:17/05/16号)

冷食はなくてはならない存在

(株)ナックスナカムラ 代表取締役社長  相馬 義比古氏

(そうま・よしひこ)ニチレイフーズの元社長。冷凍食品業界の表舞台からは身を退いていたが、平成28年4月1日付で現職。「次世代に産業をつなげたい」と語る。昭和25年4月19日生まれ、67歳。東京都出身。獨協大卒。

地域特性に応じた品揃えへ

 かつてのニチレイ時代は冷凍食品産業の発展拡大に奔走してきた相馬義比古社長。その情熱を買われナックスナカムラに移ってからは、メーカーの視点を持って新しい時代の卸の在り方を探り、確実に歩みを進める。

 ――社長就任から1年経った。
 相馬 国分の低温事業とナックスナカムラの仕事をどう協業して前に進んでいくか、が私に課せられたミッションです。国分サイドからどんどん課題が設定されます。その中で、ナックスは@マンパワーA物流提案力B商品提案力――の3つの強みを活かして、攻めて行くつもりです。

 ――国分の低温事業とは違う。
 相馬 国分フードクリエイトはチルド事業をベースにアイス卸の買収で大きくなった会社。ナックスとは事業環境が大きく異なります。冷凍食品とアイスは、近いようで遠い存在。特に保管・物流面で差異が大きい。アイスは冷凍食品よりも低い温度が必要で、倉庫内は格段に冷えています。当然、庫内の作業性が悪くなります。しかしながら、国分フードクリエイトとは、物流、商品企画、品質管理においてそれぞれの強みを活かしながら協業していきます。

 ――社長就任時に「冷凍食品産業第2世代の責任として、第3世代につなげたい」と語っている。
 相馬 1960〜70年代の黎明期に活躍した方が第1世代。ニチレイ時代に冷凍食品を支えてきた私達が第2世代。大量生産、大量販売の時代であり、マーケットの拡大に貢献してきた事は間違いありません。ただし「安売り」という副作用も現れました。今は儲かる事業としての確立が求められています。冷凍食品はなくてはならない存在となり、本来ならば安売りする必要はない。チェーン単位でなく、店ごとにマーチャンダイジングする時代。エリア特性に応じた品揃えができる機能を持つ会社にしたいですね。

 ――弁当商材から食卓商材へと流れが変わり、フランスの冷凍食品専門店ピカールが進出した。
 相馬 パーティーメニューが手軽に揃うピカールの日本市場進出は冷凍食品のイメージアップになります。日本ではコンビニエンスストアがピカールの役割を担うことになるでしょう。今やCVSの冷凍食品は日販3個の時代、私の頃には想像もできませんでした。

 ――商品開発をどう考える。
 相馬 丸紅の原料調達を活かした開発が基本。メーカー製品にはないオリジナル商品を顧客と一緒にファブレス(工場を持たずに)で組み立て、開発に結び付けたいですね。

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