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今週の一本

●無関心を決め込むと安売りは続く 編集委員:橋本武寿(週刊冷食タイムス:05/07/12号より)

普及イベントに関心持て

 常識に従っていれば楽だ。しかし常識が悪弊だったら、どうなるだろう。今は楽でも、いずれ困ることになる。だから常識は時に疑い、アクションを起こさなければならない。
業界の常識「冷凍食品の安売り」は既に疑い済み。次に必要なのがアクションだが、「誰かが起こすだろう」と待っているだけ。アクションを起こしても無関心を決め込む。安売りに立ち向かう動きはあるが、散発的だから効果はあっという間に潰え「常識」に屈してしまう。
なぜ散発的なのか。それは、1-資金が不十分だからではないか 2-業界が無関心だからではないか 3-方法が拙いからではないか――など幾つか理由が挙げられるだろう。首都圏市販冷食連絡協議会(市冷協)が新たな試みとして、食のプロによる市販用冷凍食品の調理デモンストレーションを企画、先月から取り組み始めた。普及を目的としたこのイベントを取材した限り、一応の成功を収めていた。試食品を求め人だかりができたというのもその根拠だが、何より見逃せないのは冷凍食品売場が同日同時間帯に賑わいを見せたという点。安売りキャンペーンを展開中だったわけではなかったにもかかわらずだ。つまり、市冷協が今回試みたイベントは「3-方法が拙いからではないか」に当てはまらないと考えていい。ただし「資金が不十分」(岡村智市冷協顧問)というのが現実のよう。これは他団体の普及目的のイベントにも共通すると感じる。普及・啓蒙イベントのネックは常に資金不足にあるのかもしれない。普及を意図したことが結果として利益を生むまでには時間がかかる。一方、企業は利益を時間をかけず得たいのが本音。この乖離が普及イベントへの無関心を招き、実施主体者の資金不足にもつながってくる。これを防ぐには、まず、何よりも業界人がイベントに関心をしっかり持つことだと思う。


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