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水産タイムズ社
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今週の一本

●創立50周年にあたって     越川 宏昭 
(週刊水産タイムス:05/08/22号)

価値ある情報提供をめざす


 弊社は1955 年(昭和3 0年)7 月、東京築地の東京中央卸売市場内で産声を上げました。このとき創業者の越川三郎は弱冠3 6 歳、記者歴わずか1 年半の英断でした。しかし、金もなければ人脈もない、いわば駆け出し記者の経営が通用するほど世間は甘くありません。有力企業にはなかなか食い込めず、購読料も広告料も入ってこない。毎日支払いに追われ、いつつぶれるかという綱渡りの連続でありました。

 しかし、金がなければ知恵を働かせるほかはないわけで、業界著名人の家庭訪問や座談会、さらに人物評や随筆など、次々と新しい企画を登場させ、注目を集めていきます。

 なかでも毎週水産タイムスに連載した「水心随筆」は人気を呼び、のちに単行本として第1 1 巻まで発刊しております。

 水産専門紙では最初という海外視察セミナーにも果敢に挑戦しました。昭和3 8 年に実施した第1 回世界水産物視察セミナーは大きな反響を呼び、以来今日にまで毎年海外セミナーを実施し、いまや「海外セミナーのタイムス」との評判をとるまでに至っております。

 越川三郎はジャーナリストとして時代の流れを読み、冷凍食品産業の将来性に着目して、専門紙としてはわが国初の日刊速報「冷食タイムス」を昭和4 4 年に発刊さらに翌年には新聞冷食タイムスも発刊し、水産タイムス、冷食タイムスともに日刊速報と週刊新聞を揃え、今日の経営の基盤をここに確立したのです。

 その後も冷凍食品業界要覧の刊行、春季冷食セミナーの開催など関連事業を積極的に推進して参りました。   

 平成元年(1989 年)、創業者越川三郎が急逝、不肖私が社長についてのちは、内外ともに激動の連続でありました。ベルリンの壁崩壊(9 0 年)、湾岸戦争、ソ連邦消滅(9 1 年)、阪神大震災、地下鉄サリン事件(9 5 年)、バブル経済の崩壊の中、大手証券の山一證券倒産(9 7 年)、米で同時多発テロ(0 1 年)、イラク戦争開戦(0 3年)と続きます。

 水産業界は依然厳しい環境にあります。水産物の国内生産高が減少する一方で輸入水産物が増加、魚価は低下傾向にあります。家庭における水産物の消費状況も減少傾向にあります。こういう厳しい時代こそ専門紙の果たす役割が重要だといえます。

 弊社はこの5 0 周年を新たな出発点として5 5 周年、6 0 周年へ向けて存在価値のある専門紙として次の3 つの理念のもとに一歩ずつ前進して参る所存です。
(1)業界のためになるオピニオンの発信を行う(2)正確な情報を一刻も早く読者にお届けする。(3)愛される新聞をめざす。今後とも倍旧のご支援をお願いいたします。


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