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今週の一本

●「QSマーク」普及進む 中国政府が04年から段階的に義務付け
去石誠一
(週刊冷食タイムス:06/03/14号)

不適正な食品を排除

冷凍食品含めた全食品対象
業界対応の不徹底も露見

 中国政府が市販用食品・飲料に義務付けた「QSマーク」の普及が進んでいる。二〇〇四年一月から小麦粉や醤油など五品目を対象にスタート。昨年七月から肉製品、乳製品、飲料、調味料、インスタントラーメン、冷凍食品、缶詰など新たに十品目が対象に加わった。当局では包装袋へのQSマーク表示を義務付けると同時に、食品生産許可証番号も明記するよう指示している。残り十三品目の食品についてもQSマーク取得に向けた申請受け付けが始まっているというが、強制執行の最終期限は未定。中国国内でも食品の安全に対する関心が高まり、「不適正な食品の排除に国が動き出した」と現地の食品業界関係者は見ている。中国に生産拠点をもつ日系の冷凍食品業界関係者は「いまのところ輸出商品は規制対象外のようで、当局からの通達はない」という。

 QSは「QualitySafe(品質安全)」の英文略。中国当局の規定は市販用食品を二十八種類に分類し、QSマークの表示義務付けを三期に分けて実施している。第一期は〇四年一月から小麦粉、米、食用植物油、酢、醤油の五品目を対象にスタート。〇五年七月からは肉製品、乳製品、冷凍食品など十品目を追加し、最終的には残り十三品目も対象に実施する。QSマークがない食品・飲料は原則として小売りできなくなる。

 ただし、現地に進出する日系の冷凍食品関係者によれば「中国のスーパーで販売される冷凍食品の中にはまだQSマークの表示がないものもあり、包材の在庫が切れるまでは猶予措置があるようだ」という。

 また「日本向けに製造している我々には当局から特別な通知は出ていない」という。一部商品を中国国内で販売している例もあり「今後の対応には充分留意したい」としている。

ライオンは表示

 中国で食品メーカー向けにパン粉を生産する青島獅子食品(ライオンフーヅの100%子会社)では、「原料として小麦粉を供給している取引先が小売りしているため、当社でもQSの認証を取得して、袋にマークを表示している」という。

 中国国内でも都市部のスーパーではQSマークの表示商品が目に付くが、地方のスーパーでは幾分普及が遅れているようだ。またマークは表示しているが、生産許可証番号を表記していない商品もあり、表示義務の不徹底ぶりも散見されるのが実情だ。


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