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今週の一本

●極洋のタイ合弁会社「K&Uエンタープライズ」  井出 万寿男
(週刊水産タイムス:06/09/04号)

寿司ネタ・冷凍すしの新工場完成

世界の水産物需要に対応 来年度3300t・45億円めざす

 タイにある極洋の合弁会社、K&Uエンタープライズ(KUE、松本哲生社長)が寿司ネタ・刺身用商品の生産拠点として建設してきた新工場が完成した。竣工式が8月30日、盛大に行われ、極洋から福井清計社長、合弁相手のユニオン・フローズン・プロダクツ社(UFP)からトンチャイ社長のほか、地元サムットサコーン県のティーラブーン・コーブディー県知事ら約200人が出席。前川製作所の島賀哲夫会長も駆けつけた。

 KUEは、極洋とタイを代表する水産加工会社のUFPが昨年5月に50対50の出資比率で設立。新工場はバンコクの中心地から南西約30キロに広大な敷地を持つUFP内にある。

 鉄骨4階建て、敷地面積5840平方m、延床面積1万7904平方mで、総工費11億円を投じた。最新トンネルフリーザー10基を所有。マイナス25℃冷蔵庫(保管能力1200t)とマイナス60℃の超低温冷蔵庫を併設している。

 ヤリイカ・甲イカ、寿司エビ・甘エビ、シメサバ、サーモン、タコを刺し身商材・寿司ネタに加工するほか、欧米向けに冷凍の巻き寿司・握り寿司を生産する。極洋が強みを持つカツオ・マグロ類も視野に入れている。07年度の見込みは3300t、45億円。

 従業員数はUFPが約7000人、KUEは1100人。KUEには極洋から松本社長のほか、常務に山口敬三氏、商品規格担当に大野明伸氏が出向している。

 竣工式で福井社長は「UFPと極洋は1982年に冷凍エビの取り引きを始めて以来、24年になる良きパートナー。取り引き内容は業界を取り巻く環境の変化に合わせ、より付加価値の高い製品に変わってきた。KUEの製品は主に寿司ネタ・刺し身用商材を日本向けに、冷凍すしを欧米向けに販売する。世界的な水産物需要の高まりに対し、KUEは最善の努力を行うものと確信している」と挨拶した。トンチャイ社長も「KUEの新工場が竣工したことで、欧米への輸出が本格的にスタートする」と強調した。

 地元のティーラブーン県知事は「KUEがタイ国家発展の原動力となるよう期待している。キョクヨーにはタイを投資先に選んでいただき感謝している」と語った。

 夜はバンコク市内のホテルで和やかに祝賀会も行われ、鏡開きの後、伝統芸能が花を添えた。


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