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今週の一本

●欧州の寿司人気  佐藤 巳喜夫
(週刊冷食タイムス:06/11/14号)

ホンモノ少ない、出るならチャンス

 欧州の食品市場を久々視察して、面白い発見が数多くあり、収穫大だった。
 出国前に「欧州人がホントに寿司を食ってるか、確認してきましょう」と視察団一行と話していたが、すぐ無意味だったと気がついた。

 地域、規模、業態を問わず視察した小売店の全てが寿司を扱っており、少し目を転ずれば、米(大半がカリフォルニア米)、醤油、わさび、のり(中国産)、巻き物用すのこ、はしまで売っている。
 デパート地下には寿司カウンターがあり、地方都市でも寿司バーが相次いで開店している。「ラーメン」の看板の日式店が寿司を導入した「にわか寿司ショップ」も見た。パリ市内では和食レストランの大半が寿司を扱い、「和食店マップ」に載っていない寿司バーも次々に生まれている。

 現地ガイドが「寿司の人気は高い。私もよく買っていく」というのは日本人だから不思議はないが、小売店でも寿司バーでも、確かに欧州人が寿司パックを買い物かごに入れ、はしで寿司をつまんでいる姿を多く見た。

 スイスの水産小売店でもパリの中央市場「ランジス」でも「魚の需要は明らかに伸びている。寿司人気の影響であるのは間違いない」と需要の広がりを証言する。

 寿司人気は健康意識の高まりと肉離れの表れであり「昨年のミス・スイスが魚食で育った」というエピソードも追い風になっている。また欧州の知識層は日本文化が好みであり「畳、木造建築、書画等と並んで、見た目が美しい寿司の日本美が注目されている」という指摘もうなづける。

 ただ、欧州の寿司は全て日本人職人が握っているわけではなく、デリカ寿司、冷凍寿司もうまいものは少なかった。その割りには高い。SIAL会場で食べた極洋の冷凍寿司が一番うまかったところにヒントがある。
 本当にうまいシャリにネタの純日本式であればいける。“準”のレベルなら珍しモノで終わる。     


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