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今週の一本

●コスト高に需要冷え込みの追い打ち  佐藤 巳喜夫
(週刊冷食タイムス:07/1/16号)

12月の動き鈍化
構造改革は緊急最大の共通課題

味の素冷凍食品進藤社長訴える

 原料高、為替変動、値引き販売加速という冷凍食品業界が抱える“三重苦”に需要の急激な冷え込みという頭の痛い重大な問題が加わり、関係者の懸念が急速に広がっている。味の素冷凍食品の進藤大二社長は「事業構造改革が業界に課せられた緊急・最大の問題だ」と強く訴えている。

 コスト圧迫要素が重なっているため、利益率は軒並み前期以上に悪化しているが、底堅い需要が続いており、チルドや手づくりから冷凍食品へのシフトも進んでいるため、売上げは堅調という流れが続いていた。
 しかし進藤味の素冷凍食品社長によれば「下期になって動きが変わり、月を追うごとに売上げも重くなり、特に十二月は相当厳しい荷動きだった」という。
 そこでマーケットを分析したところ「11〜12月の急激な冷え込みが顕著」だった。この期間の調理冷食の売上げは、共同購入が6%増と伸びているのに対し、店頭は5%減。特に12月1〜18日の市販用冷食は11%の減収と大きく割り込んだ、という。

 これほど急激な落ち込みを示す要因について、進藤氏は「わからない」としながらも(1)前年同期は生鮮野菜の高騰に伴い、際立った伸びが見られた、(2)全品値引き販売を是正しようという動きが始まり、これに伴い粗利優先の品揃え、PBの増加、○周年記念商品などが増えたことにより売場が混乱、「消費者が手を出しにくくなり、顧客の求める売場と乖離したため」という影響も指摘する。

 一方、味の素冷食では業界NO.1商材の「ギョーザ」の全面改訂を通じて商品の「価値」と「価格」の見直しを市場に提案し、大きな成果を得ているが、原料高、為替変動と値引き販売の広がりを主な要因として利益面でも「大変厳しい」。前期の営業利益32億円(連結)に対し、今期は40億円を予算化しているが「通期で達成するのは非常に難しくなってきた」。特に扱い高の大きいタイ・バーツ高が収益に強く影響している。
 そこで進藤社長は事業構造改革の必要性を強調。コスト削減、生産見直しなどを前倒しで進める考え。


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