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この人に聞きたい:第1019回
(週刊冷食タイムス:26/02/24号)

工程削減商品群を本格展開

BETAGRO社 海外マーケティング部門 副部長  
KITIPAN BOONNAIVA氏

海外向けの商品開発、OEM・PB商品供給、品質管理強化などを統括。同社のグローバル展開を担っている。日本企業との協業にも長年携わり、外食・中食向けの供給モデル構築に深く関わる。

日本の省人化ニーズに応える

 タイ大手食品メーカーのベタグロ社はNEST HOLDINGS(樋口貴英社長)と連携し外食・中食向けの工程削減型冷凍食品商品群を日本市場向けに本格展開する。そのねらい等についてベタグロ社のKITIPAN副部長に聞いた。

 ――デザートからタイ料理、加熱済み豚肉製品まで幅広いラインナップを揃えている。日本市場での差別化ポイントはどこに。
 KITIPAN 差別化の核となるのは、本場の味を基盤にしながら、日本の嗜好に合わせて調整する点です。また、デザートからメインディッシュまで複数カテゴリーを一社で調達できる利便性も大きな強みです。簡便性とプレミアム品質を両立させることで、オペレーションを複雑にせず高品質なメニューを提供できます。日本で高まるアジアンフード需要にも対応できる構成です。

 ――日本企業との理想的な協業モデルをどのように描いている。
 KITIPAN 共同で商品をつくり上げるコ・クリエーション型パートナーでありたい。メニューコンセプトに基づく共同開発をはじめ、レシピ、ポーション、パッケージなどの柔軟なカスタマイズに対応します。さらに、原料調達や生産計画を共有することで、コスト最適化と供給安定を同時に実現します。日本企業のメニュー拡大と安定供給を支え続けます。

 ――日本適合を徹底した背景にどのような市場分析がある?
 KITIPAN 品質の一貫性、食品安全、そして本物の味が日本では非常に重視されます。また忙しい生活や高齢化の進行により調理の手間を省けるレディ・トゥ・イート商品の需要が急速に高まっています。こうした環境を踏まえ、外食・中食の現場で“レストラン品質を簡便に提供できること”を最優先に設計しました。

 ――タイ生産でありながら日本規格を満たすため、品質管理でどのような点を強化してきたのか。
 KITIPAN 日本規格に合わせるため、バリューチェーン全体で品質管理を徹底的に強化してきました。原料選定やトレーサビリティの厳格化、微生物検査を含む食品安全テストの強化、カットやポーションの精密管理、そして継続的な工場監査とプロセス改善などです。これらを支えてきたのが、日本企業との長年の協業です。当社は味の素をはじめとする日本企業と35年以上にわたり強固なパートナーシップを築いてきました。品質管理や生産技術に関する知見を継続的に共有いただき、日本市場が求める高い基準を実現する大きな支えとなっています。

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