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この人に聞きたい:第30回(週刊水産タイムス:06/01/30号)

品質主導価格で全国区に

水野水産(株) 代表取締役社長
水野 暢大 氏

プロフィール:(みずの・のぶたけ)昭和31年、宮城県塩釜市生まれ。昨年1月に3代目社長に。一昨年は第二工場を建設し、塩釜駅前に本店を設置。千葉県にあった東京営業所を築地に移転し、東京支店とするなど、次々と手を打つ。家族は会長の母、専務の妻と1男1女。東北薬科大学卒。薬剤師の免許を持つ。

 魚肉のスリミに、四季折々の種物を入れ、独自の味付けを施してカラッと揚げる。「その伝統製法といい、市場規模といい、ねり製品にはすごい商品力がある」と信じてやまない。だからこそ、全国のねり製品メーカーが厳しい価格競争を強いられる中でも、常にメーカー主導の価格設定にこだわってきた。

 昭和12年創業の揚げ蒲鉾メーカーだが、頭角を現してきたのは10年ほど前から。上質のスリミに限定し、揚げ油もキャノーラ油を使用、酸価度は1・5以下に抑え、早めに取り替える。当然、コストは高くつくが、むしろ、そこに「品質本位」という存在意義を求めた。

 「石の上にも三年」というが、「6年間は我慢が続いた」。当初は「出直してこい」といっていた荷受や仲卸も次第に「オーソドックスだが、ベストな揚げ蒲鉾」に惹かれるようになった。もともと価格優先の量販店には、こちらから売り込むようなことはしなかったが、リピーターが広がり、年を追うごとに納入要請が増えた。

 平成9年までは6億円程度だった年商も、右肩上がりで今や30億円に。販売エリアは東北と関東が半分以上を占めるが、関西・中部も高い比率でシェアを拡大中。全国区メーカーへと成長した。

 「おいしい蒲鉾を作って、つぶれた会社はない」という信念が、何よりも飛躍の原動力となっている。

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