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業界交差点

この人に聞きたい:第50回
(週刊冷食タイムス:06/07/11号)

ベンダーのノウハウ活用

モガミフーズ(株) 社長 山下 廣一郎 氏

日水基準を上回る衛生管理が自慢

 当社工場は山形の庄内、村山、寒河江に囲まれた盆地の真中に立地しており、桃を中心に果物が豊富に穫れる地域。これを使った果実缶詰で当初はスタートした。

 その後、時代の要請と消費ニーズの変化などに対処して冷凍食品、レトルト食品、あるいはCVS向けチルド惣菜にも取り組んだが、日本水産のグループ経営に基づく生産再編で、当社は平成十六年に冷凍食品事業に業務を集約、一本化して次代に向けたさらなる成長をめざすことになった。

 冷凍食品事業一本化を機に、生産設備の最新鋭化、生産能力増強などを図るため、新工場を建設するとともに、旧設備の解体整理工事を進めてきたが、このほど竣工し、四月十五日、日本水産の垣添直也社長、高橋昌明常務らグループ関係者、町長をはじめとする地元関係者等をお招きして竣工披露式を行った。

 従来から日本水産のヒット商品「ちゃんぽん」をはじめとする具付冷凍調理麺の具材と、自然解凍の小分けトレー入り人気商品「きんぴらごぼう」等を手がけているが、新工場の建設にあたっては“人手をかけない”工場を基本に、自動化・省人化ラインをめざした。

 幸い、当社工場が立地する山形は、果実・野菜等の原料に恵まれ、主婦の就労率日本一という雇用背景も加わって、原料品質・供給確保と労働コスト競争力があり、これが国内工場としての強みだったが、急増している輸入品と比べると競争力に問題が生じる。

 そこで、海外品にも負けないコストで、しかも高品質の製品を供給するために、自動化・省人化工場を考えた。

 機械設備を生かした生産、高レベルの制菌技術、あるいは効率的な作業導線などの考えは、これまでの缶詰、冷食、レトルト加工とCVSベンダーとしてのノウハウが活かされており、日水グループのエンジニアリング技術も加わって、最新鋭の工場が完成した。

 日本水産では解凍後十二時間の安全性を基準としているが、当工場はそれを上回る衛生レベルで制菌管理している。農産品等の主原料も国内産でカバーできる。工場用水は名水百選にも登録されている月山の水であり、水質が極めていい。

 日水では五年間で生産性を倍にする「2in5」運動を展開しているが、前倒しでクリアしたい。

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