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この人に聞きたい:第56回
(週刊水産タイムス:06/08/21号)

日かつ協が韓国を視察

日かつ協 顧問 中村 正明 氏

A・C混合燃油の完成度高い--中村顧問が帰国談

 日かつ協は、韓国マグロ漁船でA重油とC重油の混合化が進んでいることから、有力船主による現地視察を行った。視察を終え帰国した日かつ協の中村正明顧問は「思っていたより完成度が高く、理論的、技術的には問題はなく、日本のマグロ漁船への装備を進めていくことになる」とした。

 中村顧問は「今回の視察では3社の混合装置を視察した。まず陸上でC重油のタンクから吸引ポンプでサービスタンクに一部を引き、加熱する。C重油が加熱で粘度が柔らかくなったところで、A重油と均一に混ざるように攪拌する。これを貯蔵する。加熱で95度Cとなるが、タンク表面にカーボンが溜まるのでこれをポンプですくい上げる。一方、漁船側では混合油を加熱した後、フィルターを通して燃油として利用する。フィルターはカートリッジを入れ替える。このカートリッジの入れ替えを頻繁にしなければならない。また、エンジン側では燃料噴射のノズルの傷みが早く、これを取り替える必要がある」とした。

 この装置を最初に付けたのは2年前にフォークランドで操業するトロール船だが、「これまでのところ問題は起こっていない。韓国のマグロ漁船をはじめ、最近では台湾や中国のマグロ漁船も装置を付けることが決まっているが、日本だけが遅れた状況となった」。

 漁船側の装備としては加熱装置とフィルターで100万円程度。「日本船での普及が急がれる。すでに韓国ではソロモン、PNG水域で混合油の洋上補給を実施している。また、ホノルルなど主要な港で混合油の補給が受けられる体制づくりを進めることも課題となる」とした。

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