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業界交差点

この人に聞きたい:第70回
(週刊冷食タイムス:06/12/05号)

独自商品コンビニで採用

(株)極洋 専務取締役 石川 泰久 氏
プロフィール:(いしかわ・やすひさ)
昨年4月専務に。今年から水産・食品事業統括として手腕を振るう。東京水産大学卒。61歳。


 極洋の上期業績は増収減益。増収は水産商事事業によるもので、冷凍食品をメインとする加工食品事業は減収減益の厳しい結果だった。下期の巻き返しが必至の事態に直面し、石川泰久専務は早期の新商品開発と顧客密着型の営業の必要性を訴える。

――上期を踏まえての感想は。

石川 既存商品が伸び悩むなか、次代を担う新商品が育成できなかった。たとえば豚串。水産加工品ばかりの品揃えに畜肉商品を加えることに成功して、ピーク時は二十億円を売り、荒利もそれなりに確保できた。ところが売れるとなったら後発メーカーが追随してくるのが業界の常。原料や資材などのコストが上昇する一方で国内は製品デフレで価格が抑えられる。売上げ、利益ともに当初のようにはいかなくなった。

――新商品の貢献度は。

石川 新商品の展開が遅れている。CVSチェーン向けの「えびしんじょう」がおでん種として決まったし、サンドイッチ用に「えびかつ」も決まったが売上げに貢献するのは下期。しかも単発ばかりで当社の存在感をCVSに強く印象づけるまでに至っていない。第二、第三のおでん種を開発して売り込み、おでん鍋のなかに当社製品が二品、三品揃えば、「おでん種なら極洋に相談すればいい」となる。

――タイで生産する冷凍すしを本格化したが。

石川 確かに欧米市場で好評を得ている。しかし、まだ月に50〜60トン程度なのに、すでにタイ工場はフル生産の状態。二交代で生産しても五割増、年間1000トン位が限界。冷凍すしのマーケットはそんなものではないはず。理想的には少なくとも年に数千トンとか1万トンのレベルで生産体制を構築しなければいけない。

――欧米ではサカナ、とくにすし市場の期待度が大きいようだ。

石川 確かに。しかし現状、出回っているすしは価格が高いわりに品質がよくない。当社が高品質でリーズナブルな価格の冷凍すしを提供すれば必ず売れると思います。

――安い米飯商品への挑戦も謳っていたが。

石川 米飯商品は市場の裾野が大きく、チャレンジしがいがある。もっと安価で安全、おいしい米飯商品を市場に提案したい。当社は業務用専門だが、米飯商品なら市販用への展開も可能だと思う。

――課題は山積みだ。

石川 販売では中間流通における当社の位置づけを高めるのが課題。販促費の使い方も含め、がっぷりと真正面から取り組む問屋を増やす。また、商品開発も連携してやれば商品に親しみが出て、当社商品の販売にも力を入れていただけると思う。

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