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業界交差点

この人に聞きたい:第90回
(週刊冷食タイムス:07/05/08号)

会社一丸、ビジョンに挑む

(株)ニチレイフーズ 代表取締役社長 相馬 義比古 氏

プロフィール:(そうま・よしひこ)昭和48年日冷入社。取締役広域営業部長から分社で副社長兼営業本部長。昭和25年4月東京新宿生。独協大経卒、57歳。

 取締役執行役員広域営業部長からニチレイフーズ分社で副社長。さらに浦野光人ニチレイ社長から後事を託され、4月1日付で社長に昇格したばかり。「バタバタです」と言いながらも、新体制の方向を明確に示す。

――新体制、どんな舵取りを?

相馬 「品質と挑戦」をキャッチフレーズに新しいビジョンを設定しました。社員一人ひとりがビジョンに熱い志を持ち、新しいことに挑戦しよう、と求めています。これをベースに、期待される数字を何とか確保したい、と思います。

――前中期計画を総括すると。

相馬 分社をはさんで中期三カ年計画が前期で終わりました。ニチレイの加工食品カンパニーから分社して2年。効果として、公式には経営スピードが速くなり、グループの中で事業責任がわかりやすくなった。実感としては分社してこじんまりした組織になったので工場、開発研究、営業、管理など一人ひとりの社員の顔が見えるようになった。この効果が大きい。社員が経営に目を向けるようになり、幹部も社員に目が届くようになった。この一体感が2年間で醸成された、そう受け止めています。この一体感で経営のステップアップを図り、ビジョンの実現に向けて取り組みたいと考えてます。

――具体的に何をどうする?

相馬 2つの新事業に挑戦します。いずれも、グループで掲げる健康価値創造企業を意識し、健康軸の事業。まず「野菜」のシーズを生かして加速する。残留農薬問題を機に、5年前から中国野菜の構造改善を進めてきましたが、ここで得た調達力、履歴管理技術、加工技術などを生かし、健康価値を加えて事業化します。当社の冷凍野菜事業は200億円近い実績がありますが、国内需要をさらに広げ、チルド、生野菜も扱いを増やします。2次加工向けにいける。

――冷凍果汁事業も打ち出したが、業界には失敗の先例がある。

相馬 確かに過去の失敗例は知っているが、いま、フレッシュジュースが健康飲料や、カッコいい飲み物として若い女性を中心に大人気です。駅や繁華街のスタンドジュースバーは客が一杯。加えて当社にはアセロラで築いた経験と実績が豊富にあります。フルーツ飲料の原料を広く供給します。ブラジルとベトナムに調達先を確保しており、冷凍濃縮タイプで供給します。9月にも新会社を立ち上げ、市販用、業務用に販売します。

――出遅れた海外が気になる。

相馬 積極化することを新中計で決めました。中国、豪州、タイ、米国で拡販体制を敷き、現地会社を設立するところもあります。米国からは一時撤退したが、出直すため担当を派遣しました。

――積極姿勢が大変目立つ。

相馬 分社2年で課題がはっきりしました。販促経費の効率的運用等々で市場から叩かれたこともありましたが、方向に間違いはない。営業利益は改善したが、大幅減収の手痛い結果もあるので、今期は一昨年並の回復をめざします。中計最終年度では5%の営業利益確保を必達目標にしました。

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