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この人に聞きたい:第91回
(週刊冷食タイムス:07/05/15号)

1兆円の夢忘れるな

(株)ジェフサ 最高顧問 佐藤 正治 氏

佐藤正治最高顧問--支えるのは基本理念だ

 皆さんには日頃大変お世話になっており、改めて感謝申し上げる。JFSA総会にも毎回出席したいと思っているが、高血圧なのでその日の体調を見ないとわからない。今日は幸い低めなので、カアチャンと一緒に出てきた。
 私のために祝賀会と銘打っていただき、その気遣いに恐縮するとともに、ご厚意に感謝申し上げる。
 私は5月1日で満90歳になる。齢を取ることは誰も逃げられない。毎年確実に齢を重ねる。従って皆さんも年寄りになってから後悔せぬようにいまからすべき。
 JFSA、よくやっていると思う。ありがたい。陰から皆さんに感謝している。また、総会開催前に、出席者名簿に目を通したが、メーカーの皆さんも、本日は特に多数の方々が出席しており、御礼を申し上げる。ありがたい。

 90歳といえば、先がないということであり、卒寿といわれても本当にめでたいんだかどうだか……。今回は素直に祝ってもらうが。
 90年の人生といえば相当昔のことになるが、私は(大正6年生まれで)20歳から戦争が始まった。家は貧乏だった。おかげで勉強はした。
 11歳で他人に預けられ、上の学校に行かず小僧になった。だから高校も出ていない。しかしそれでよかった。順調に学校を出てたら、その後は失業してたかも知れない。仕事に出て働くことを学んだ。
 私は性格的に何でも前向きに捉える。戦後の何にもない混乱期でもロマン、夢を持てた。何もない、日本の将来が見えない時期に、私は外食産業に目をつけ、自分がまだ何もできないのに、東北から北海道まで足を運んで「同志」をつくり「二つの政策をやらないと、この産業はだめになる」と説いて回った。
 その頃から賭けていた。それがJFSAだ。
 幸い、JFSAの会員はその後、1人も欠けることなくみな成長している。いま吉田君(正造氏)が社長を務める大槻食材は大槻前社長(輝彦氏、故人)、トワニは斉藤君(勉氏、同)の時代。同志になった。
 外食産業がこれほど大きくなるずっと前の時代。メーカーの理解がなければできなかった。ありがたい。
 それが45年の歩みだ。会員と一緒に歩いてきた。それを背中から押してくれたのがメーカー。メーカーの足音(期待感)が響いているのを45年前にわかっていた。

 食品産業は皆さんのごく近くにあり、遠い産業でもある。見えていて、実は見えない産業ともいえる。現実であり、夢の産業。そのロマンを私は追い続け、歩き続けてきたような気がする。
 モノは考えようだ。JFSAはどんな夢を見ようとしているのか。今後45年先、100年先の夢はどうか、それにどう対処しようとするか。
 JFSAの市場占有率はまだ低い。占有1兆円市場の夢はどうする。メーカーの協力も含め、JFSAは視点を高めなければならない。
 そのロマン、夢をJFSAは忘れないでくれ。
 JFSAはサトー商会のつまらない親父が自分のことを放っぽり出して東北、北海道を歩きながら作り上げたものだ。しかし今日のJFSAを可能にしたのはロマンだ。
 JFSAは1兆円に視線を高めて取り組むべし。

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