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業界交差点

この人に聞きたい:第99回
(週刊冷食タイムス:07/07/10号)

米国給食業界視察

日東ベスト 社長 内田 淳 氏

日東ベスト内田淳社長の感想記

-- 以前より目立つ肥満  塩、砂糖の使用多い

 久しぶりに米国を訪問して感じたことを以下に述べる。

 コーパスクリスティの住宅地はアップルバウム女史邸を含め素晴らしい快適環境だった。裏庭は木の塀で囲むが広い前庭は芝生に適当に樹木が配され美しい。住宅以外の店舗等は何もないのも落ち着いていていい。このようにゆったりとした住環境が性格のよい人々を生み出すのかも知れない。

肥満について

 以前にも増して肥満が目立った。それも老若男女。食生活に関係があると思う。食べるものがドロドロと脂っこい。スープ、ドレッシング、どれもドロドロべったりだと感じた。デザートは塩甘い濃厚な味付け。コーヒーには糖分を抑えた人口甘味料を使うのに、クリームたっぷりの大きなケーキをペロリ。ちなみに米国民の約3分の1が標準体重以上、または肥満、半分以上が運動不足という状況である。
 日本の学校給食が目的とする「生活習慣病を予防する食習慣をつけさせる」は正しいと痛感した。

デザートについて 

 帰国の機中で提供された菓子の表示を眺めているとNa(ナトリウム)が異常に多いことに気付いた。これがくどい甘さの原因ではないか。帰国後に日米の菓子を比較すると、脂質は日本のほうが若干高い。Naは桁違いに米国が多い。砂糖も米国が多い。味がくどいのは砂糖が多いせいだ。しかし米国の菓子のほうが栄養表示の情報量が多い。米国は食生活指針のなかで「飽和脂肪酸、トランス脂肪酸、コレステロール、砂糖、塩、アルコールの摂取を控えよう」と推進していることから、菓子にもそれぞれの項目を記載し、意識付けしているのかと思う。
 「トランス脂肪酸」に関する広告を米国滞在中に何度か目にした。日本にはあまりなじみのない視点である。(トランス脂肪酸=トランス型の二重結合をもつ不飽和脂肪酸)。
 多量に摂取すると悪玉コレステロールを増加し、心臓疾患のリスクを高めるといわれる。マーガリンやショートニングに含まれる。米国ではKFCやスタバなどのファストフード店などで含有量の少ない油脂への切り替えが始まっている。

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