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業界交差点

この人に聞きたい:第119回
(週刊冷食タイムス:07/11/27号)

10セントの値上げ望む

台湾区冷凍蔬果工業同業公会 理事長 劉 貴坪 氏

採算度外視も限界に

 台湾から輸出した冷凍野菜が過去1年間何の事故もなかったのは関係する皆様のおかげ。台北で農業委員会が、サポートしてくれた日本の業者を表彰した。当公会代表としてもあらためて感謝する。
 枝豆農地は2500hのうち、秋作は台風の被害で中部地区の300hが被害を受け、南部は100hの農地で作物を廃棄、さらに200hでは歩留まりが悪い。台風の後にあらためて栽培したのは1700hあり、収穫予想数量は1万2000t、製品換算で6000tしかない。しかし、これからの季節は日本の消費シーズンではないので需要は十分にまかなえると思う。

 台湾の枝豆生産者は消費者に安全安心を提供するためにコストを度外視してきた。検査体制を強化し、ハーベスタを導入し、大規模農場2500hは台湾製糖にレンタル料を払っている。しかも、従来の栽培コストに加え、運送、エネルギー、包材のコストも上がり大変困難な状況だ。
 そのため、秋作枝豆から希望価格を改定させていただきたい。緑光系の秋作はレギュラーブランチングベースで10セントアップを希望する。茶豆はこれまで量が少なかったが、努力により全体の20%を占める量になった。これまで特に価格を設定していなかったが、参考価格を2ドルにさせていただきたい。日本は10月に冷凍食品の値上げが始まったと聞く。これをチャンスとして枝豆も値上げしてほしい。

 台湾の枝豆は大面積栽培とハーベスタの導入により他国と比べて安全性も品質も一番いいと自信を持っている。しかし、過去最高だった2003年の2万7000tに比べ、昨年は2万1000tに減っている。これは日本の人口が減り、飲酒運転の罰則が強化されてビールの消費が減ったからかもしれない。

 昨年は1回も違反がなかったとはいえ、我々はこれで満足しているわけではない。日本の検査技術も高まっており、より厳格な管理を必要とするかもしれない。その一方で、輸出が減るにしたがって当公会の会員は10社から7社に減った。非常に寂しいことである。
 そこで、引き続き大面積の農場を利用するために、スーパースイートコーンの栽培を始めたいと考えている。ハーベスタで収穫して3時間以内に加工できるように努力すれば、アメリカ産より甘くておいしい製品を作る自信がある。日本の皆様にも引き続き取り引きをお願いしたい。

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