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この人に聞きたい:第120回
(週刊水産タイムス:07/12/03号)

利益体質へ改革進める

横浜丸魚株式会社 代取締役社長 岩瀬 一雄 氏

プロフィール:(いわせ・かずお)昭和23年4月7日生まれ。横浜銀行で横須賀支店長などを務めた後、平成13年に横浜振興社長と横浜丸魚監査役を兼務。17年に横浜振興を退社し、横浜丸魚常務。今年6月から社長。横浜市立大卒。

 社長就任から初の中間決算は減収も営業損益が改善、経常利益も確保した。6月に新体制になってから社内の意識改革に努め、内部の結束を強化するとともに、関連会社で効率の悪い事業の一部を外注化するなど、具体的な見直しも進めてきた。
 それなりの手応えは感じているはずだが、「まだ営業赤字の状態で、かりそめにも満足とは言えない。利益率は上がってきているが、とにかく利益を安定的に出せるようになるまでは」と歯を食いしばっている。

 来年度からスタートする中期3カ年計画は骨組みが固まり、これから具体的な戦略作業に入る。「業界自体が大きな変革期。難しい時代だが、やりがいもある」と言い切る。「今後も卸売市場が存在し、市場の中で我々卸売業者が生きていくためには、過去の延長ではなく新たな道を構築する必要がある。若手プロジェクトの意見を重視し、ともに作り上げる形にしたい」

 朝が早い生活リズムの変化も、最近は「慣れ」から、「いろいろな人と話ができる楽しみ」に変わってきた。若い社員や現場の人と意識的に会話するように心掛ける一方、組織や社員一人ひとりのスケジュールや営業活動も「誰が、どこで、何をしようとしているかを知っていることで、お互いの距離が縮まり、シナジー効果も出る」と、パソコンを通じてできるだけオープンにしている。

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