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業界交差点

この人に聞きたい:第121回
(週刊冷食タイムス:07/12/11号)

来年は経営改革の年に

ライフフーズ(株) 代表取締役社長 安藤 幹雄 氏

プロフィール:(あんどう・みきお)昭和48年創業以来、冷凍野菜一筋。信義を重んじ、創業以来培ってきた国内外の人脈が「最大の財産」と自負。昭和11年12月11日生まれ。

世界めざし強い企業体質へ

 業界きっての凍菜通のライフフーズ安藤幹雄社長は「かつてない厳しい年だった」と今年を振り返る。来年は今年発足した中国武漢の新工場を軌道に乗せるとともに「大転換の年」と位置づけ、抜本的な経営改革に取り組む構えである。

――冷凍野菜一筋35年、今や業界で知らぬ者もいない有名人だ。

安藤 当初から冷凍野菜事業を単なる商売の種ととらえていなかった。食の一翼を担う大事な商材として(1)安定品質(2)安定価格(3)安定供給、プラス(4)情報を提供することを社是として歩んできたつもりです。それが国内海外を問わず大勢の人々に受け入れられ、今もお付き合いが続いている。

――今年を振り返ると。

安藤 ここ数年冷凍野菜を取り巻く環境は厳しさを増しているが、特に今年はかつてない転換期でした。例えば世界的に穀物需給が逼迫している。ポテトはマックなどのファストフードの世界的な店舗展開による需要増が要因。スイートコーンはポスト石油で登場したバイオエタノールの需要増によるもの。食料・食品原料とエネルギー産業が対峙する図式は数年前では想像も出来なかった。21世紀の世界的な人口増加を考えると食料・食品の重要性は益々高まってくると思います。

――凍菜に絞っても大変だ。とくに中国バッシングが効いたのでは。

安藤 これは打撃だった。中国産品は安全安心問題、ポジティブリスト制導入、天候異変のほか販売先を日本以外に求めるといった動きが顕著になった年でもある。

――とくに安全安心問題がネックになる。

安藤 そうです。しかし、安全安心の確保のためには設備投資が欠かせません。当社では船橋工場を中心に会社をあげてISO22000にチャレンジしています。もう一つ、価格是正も大きな問題です。労を惜しまず全力投球で顧客の理解を求め、よりリーズナブルな価格にもっていきたい。

――凍菜の主力である中国凍菜のキロ当たり単価は04年の134.8円に対して06年は160.5円と上昇したが、末端価格は相変わらずだ。

安藤 世界の需給環境が変化し、もはやいつでもどこでも買えるという時代ではない。産地が少しでも高く買ってくれる国に優先的に供給するのは当然です。日本は段々と商品を買えなくなる。価格是正は急務なのです。

――来年の抱負は。

安藤 中国武漢の新工場を早く軌道に乗せるのが課題です。また世界を見据えて販売展開する年になります。しかし一社の力では限界があります。提携やアライアンスも欠かせないでしょう。「改革の新ステージへ」をスローガンにして事業の再構築を図ります。販売、商品、財務など全ての面で見直しをしなければなりません。新年度からは矢野専務に執行責任者(COO)を担ってもらい、私はCEOという立場で次代に向けて強い企業体質をつくっていきたいと思います。

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