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●ニチレイフーズ、家庭用に冷やし中華 　高橋尚徳 （週刊冷食タイムス：22/01/18号）

レンジ調理で冷たく仕上がる

　ニチレイフーズは今春、家庭用冷凍食品の目玉商品として「冷やし中華」（360ｇ）を３月１日発売する。単身・少人数世帯の増加、在宅勤務の定着などで加速した「パーソナルユース需要」に応えた１人前規格。電子レンジ調理で冷たく仕上がる独自技術と製法（特許出願済み）を採用した。

今春の目玉「冷やし中華」

ＡＭＥＭＩＹＡさんが応援

先行試食キャンペーン実施

　「冷やし中華」が発売前に試食できるキャンペーンを14日スタートした。
　同社の公式ツイッターアカウントをフォローし、キャンペーン投稿をリツイートして応募する。抽選で１千名に２個贈る。21日まで。
　当選者を対象にしたＷチャンスキャンペーンでは、抽選で２名に「Ｔｏｆｆｙ電子レンジ」を贈る。ハッシュタグ「♯冷やし中華チンしましたＷチャンスＣＰ」をつけて、賞品の画像と感想をツイッターで投稿する。３月28日まで。

アセロラを冷凍果実に

　ニチレイフーズは「ニチレイアセロラ」（100ｇ）で、ブルーベリーを中心に需要が高まっている冷凍果実に挑戦する。原料はベトナム産。種を取って甘味をつけているため、そのままヨーグルトやアイスなどのトッピングに使える。
　ほかに、今川焼に「抹茶クリーム」と、「クリームチーズはちみつ入り」を追加する。「抹茶クリーム」は通年販売する。
　ミールキット商品として「肉じゃが」と「豚バラと大根の煮物」を新発売する。具材とたれをセットし、材料と包丁を不要にした。調理時間は水を加えて鍋で10分程度。いずれも230ｇ入りで、１〜２人前。
　食卓出現率が低い小籠包に着目し、「スープ溢れる　絶品小籠包」を商品化した。後発ながら、専門店品質のスープで差別化した。４個入り120ｇ。生産は協力工場の伊勢丸食品。
　米飯は真っ黒な色目が特徴の中国醤油を使った「黒醤油炒飯」（430ｇ、２月１日発売）と、天然真穴子を使ってぜいたくな一品に仕上げた「焼あなごおにぎり」（４個320ｇ）を新発売する。
　今春の家庭用冷凍食品は新商品13品、リニューアル５品。一部を除き３月１日発売する。

業務用はハンバーグなどを改良

製法を見直した 「ＲＵグレイビーハンバーグ」

　ニチレイフーズは今春の業務用冷凍食品で、定番品の改良に力を入れた。「レストランユース（ＲＵ）グレイビーハンバーグ」は製法を１から見直し、「點心春巻」は皮の配合を変更し、さらにつやのある軽い食感の衣に仕上げ、揚げムラを抑えた。
　「ＲＵグレイビーハンバーグ」は見た目には焦げ色を強くして焼成感を出し、弾力のある食感に仕上げた。ラインナップは80〜160ｇの４規格。個包装タイプでボイル、電子レンジ調理。
　「點心春巻」の味付けには自家製上湯オイスターソースを配合し、専門店の味に近づけた。
　「カリッと美味しい！おさつスティック（北海道産蜂蜜使用）」を新発売する。独自製法で外側の飴をカリッとさせ、中の芋をしっとりした食感に仕上げた。

マルチ調理で人手不足にも対応

　昨年10月の緊急事態宣言解除以降、飲食店では従業員の人手不足が課題になっていることから、マルチオペレーションに対応した商品で調理オペレーションの改善を図る。
　「彩り野菜かき揚げ50」は揚げる、オーブン、電子レンジ、自然解凍に対応する。衣を薄くコーティングし、野菜本来の甘さと風味を活かした。50ｇ10個入り。コーン入り規格もある。
　「（衣付き）桜海老と枝豆のおつまみ天」は油調する場合、天ぷら粉が不要。オーブン調理では油が要らない。「（衣付き）かにのしんじょ天27」も衣付き。調理時間が短縮でき、油の使用量が抑えられる。
　今春の業務用冷凍食品は新商品21品、リニューアル８品。３月１日か４月１日発売する。

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