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業界交差点

この人に聞きたい:第1033回
(週刊冷食タイムス:26/06/09号)

シリーズ品の面訴求で成長分野拡大へ

(株)ニッスイ 家庭用食品部長  村田 達哉氏

(むらた・たつや)立命館大卒後、1994年入社。広域営業部広域第三課長、大阪支社(現関西支社)家庭用営業部加工食品課長を経て、2021年同家庭用営業部長。今年3月から現職。1971年生まれ、和歌山出身。趣味は週1回のサイクリング。

価値創出型商品の提案進める

 今年3月家庭用食品部長に就任した村田氏。シリーズ商品を面で訴求して成長カテゴリー拡大をめざすことを最重要項目に挙げた。ワンプレート商品の好事例を筆頭に社会変化に注目した価値創出型商品の提案を進めていきたいと意気込む。

 ――冷凍食品との関わりは?
 村田 営業を長く担当している練り製品やハム・ソーセージといった伝統的な加工食品が緩やかに伸びていく中で、冷凍食品はまさに伸長の時代にあり、世間に浸透していく様を横で見ていました。

 ――今までの印象的な仕事は?
 村田 ちくわ商品の「おいしいものをちょっとだけ」の開発に携わったことです。過度な価格訴求をせず、本当に良いものを食べてほしいという思いが伝わった成功事例です。

 ――就任後の第一声は?
 村田 食の多様化に合わせ、社内外のコミュニケーションを強化し、新しい価値と売場を広げていくように伝えました。
 売場では成長カテゴリー拡大をめざし、シリーズ商品を面で訴求することが大切です。
 新しい価値の創出に繋がる社会変化として、単身世帯の増加や女性の社会進出に注目しています。単身者のニーズに合致したワンプレートのほか、家庭での調理時間を短縮できる冷凍野菜や食卓惣菜が重要な位置付けです。

 ――田中輝社長からの助言は?
 村田 「共創」、「実行」、「未来」の3つのキーワードです。
 当社は水産品、冷凍食品、常温加工品、チルドといった様々な商品を取り扱っており、各カテゴリーで手を取りながら商品をお届けできるのが強み。これを活かして「共創」を図ります。チルド工場で製造するワンプレートや、水産の原料調達を活用した冷凍魚惣菜といった商品が良い例です。
 「実行」として単品別の収支管理により、販売と生産の収益のバランスを取りながら、体質の強化を実現します。
 「未来」では次世代に向けた開発・R&D体制を整えてニッスイブランドの価値向上をめざします。ペットフードの「ポウサムデリ」や乳幼児向けの「ニコパク」のようなスモールマス向け商品の可能性を専門部隊で探ります。

 ――冷凍食品に対する期待を。
 村田 まだまだ市場は伸びると見ています。ひと昔前はおいしくないというイメージを持たれがちでしたが、各社の努力で品質が向上し、コスパやタイパといった消費者ニーズにもマッチしています。このようなメリットを周知して市場拡大に貢献したいです。

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