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今週の一本

●マルハニチログループ 冷凍ペットフードに新規参入  大場隆広 (週刊冷食タイムス:25/06/24号)

国内外で事業を強化

 マルハニチロの完全子会社で、国内向けにペットフードの製造販売を手がけるアイシア(東京都港区、天野秀隆社長)は「国産愛犬用冷凍ペットフード」を7月1日発売する。冷凍ペットフードの製造販売はグループ初。

「国産冷凍ペットフード」シリーズ8品
 商品は「ハンバーグと温野菜」、「国産ビーフステーキとポテトサラダ」、「ミートローフと温野菜」、「鮭のムニエルとポテトサラダ」など8品。いずれも80g。カロリーは1個当たり50〜88kcal。オープン価格。
 東京都目黒区にある愛犬と一緒に食事ができるレストラン「BLACKTERRACE」のシェフが監修した。主菜と副菜を組み合わせた「おかずタイプ」で、電子レンジで簡単に調理できる。食材はヒューマングレードのものを使用し、ペットオーナーの健康志向に配慮して着色料・発色剤・増粘安定剤は一切使用しない。製造は国内の食品工場。
 アレルギーなどの理由から肉類を食べられない愛犬に配慮し、魚を使用したおかずもラインナップ。野菜が苦手な愛犬もおいしく食べられるように、かつおの香りが漂う「かつおだしジュレ」や、味噌風味の酵豆粉(こうずこ)を加えた「サラダ」などを添える。
 国内の2024年ペットフード市場は約4900億円規模で推移し、27年には約5200億円(24年比6.4%増)まで拡大すると予想される。ペットの家族化の広がりに伴って今後もペット関連サービスの多様化、高度化が急速に進むとみられる。
 マルハニチロは「ペットフード事業推進室」を4月に新設するなど、これまで以上に国内外のペットフード事業に注力する方針で「商品開発から原料調達、生産、販売までの体制を強化し、多様化するマーケットニーズに対応する」としている。

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