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今週の一本

●衛星情報活用し漁場探索技術を確立  井出万寿男 (週刊水産タイムス:13/10/07号)

漁業情報サービスセンターに
宇宙開発利用大賞

 漁業情報サービスセンター(JAFIC、川口恭一会長)は、内閣府が今年度新設した「宇宙開発利用大賞」の最高賞(内閣総理大臣賞)を受賞した。宇宙開発利用の推進に多大な貢献をした事例を称えるために設置されたもので、受賞事例は「宇宙を利用した漁場探索技術の確立と衛星利用海況情報の提供」。内閣総理大臣賞は「極めて顕著な功績があった事例」とされる。

 漁業情報サービスセンターは1985年以来、衛星情報を利用した漁場の探索技術を確立し、衛星利用海況情報を広く漁業者へ提供することで、科学と縁遠い「勘と経験の漁業」と「先端技術の宇宙開発」とを結びつけ、漁業の近代化をもたらした。

 この結果、高騰する燃油が16.1%節約できたほか、衛星情報を得るためにパソコンを搭載する漁船が増加。また、漁業の近代化により若い船頭が増加し、漁業の最大の課題である後継者の育成にも寄与した。
 宇宙開発利用大賞は宇宙基本計画における基本方針の1つである「宇宙利用の拡大」を促すため、宇宙開発利用という角度から大きな成果を収め、先導的な取り組みを行うなど、宇宙開発利用の推進に多大な貢献をした事例に対し、その功績を称えるもの。我が国の宇宙開発利用のさらなる進展や宇宙開発利用に対する国民の認識と理解の醸成に寄与することを目的としている。
 第1回の今年度は内閣総理大臣賞、内閣府特命担当大臣(宇宙政策)賞など6賞が選ばれ、表彰式は10日、東京・千代田区の科学技術館で開催される「宇宙政策セミナー」と同時に行われる。

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