●魚食文化を世界へ全漁連、シンガポールにアンテナショップ
小川副会長は出席者に感謝の意を示した後、「JFグループにとって初の海外アンテナショップをシンガポールに開店できた。グループの最重要テーマの一つは水産物消費の拡大。和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたが、海外でも日本の本物の水産物を味わっていただき、日本の魚食文化の発信につなげていきたい」と挨拶した。 チュア会長は「魚は生で食べると体に良いと知った。これからは週に3回は食べたい」と述べ、伊藤所長も「まさに時宜を得た出店。これを機に、日本の水産物の真の価値を確かめてほしい」と歓迎した。 水田部長は「国を挙げて水産物輸出に取り組む中、JF全漁連が海外展開の先駆けとなったことを大変心強く思っている」、奥専務も「シンガポールはアジアの貿易・金融のハブ拠点。ここに出店することは、JFグループ全体の海外販売力の向上、ひいては水産日本の復活に向けた大きな一歩」と期待を寄せた。 セレモニーでは、JF神田わだつみの原慎二店長が日本から空輸された「JF三重漁連の伊勢マグロ」「JF愛媛漁連のブリ、タイ」「JFおおいたのヒラメ、シマアジ」などを素材に腕をふるった。 特に、寿司の実演に注目が集まり、あっという間に終了。セレモニー参加者からは「本当に美味しい」「ほかの魚も食べてみたい」との声が上がった。 |
||||||