●基準値超えるベンゼン豊洲新市場の地下水から検出 東京都は9月29日、豊洲市場でリスク管理の一環として実施している地下水のモニタリング調査(第8回)で、青果棟のある5街区の計3カ所において土壌汚染対策法の地下水基準を超えるベンゼン(2カ所)とヒ素(1カ所)が検出されたことを発表した。 都は豊洲市場用地に設置した201カ所の観測井で、地下水モニタリング調査を2014年11月から実施している。 これまで実施した7回のモニタリングでは、地下水基準を超える結果が検出されたことはなかった。 今回、5街区にある72カ所の観測井のうち、2カ所でベンゼン(0.014mg/Lと0.011mg/L)、1カ所でヒ素(0.019mg/L)が基準値(0.01mg/L)を超えた。 小池知事「1月の最終結果まで継続」
小池百合子都知事は9月30日の定例会見で、基準値を超えるベンゼンとヒ素が検出されたことについて「環境基準を超えたのは初めてで大変驚いた。モニタリングは計画通り2年間きちんと行う。最後の9回目の採水は11月で、来年1月に結果が出る。その後については、専門家会議や市場問題PTなどの検証を待ちたい」と語った。 |
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