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今週の一本

●長谷長官「基本計画を着実に実行」  相模活 (週刊水産タイムス:17/07/17号)

水産庁、新旧長官・次長が会見

 10日付で水産庁長官に昇進した前次長の長谷成人氏と、新たに次長になった山口英彰氏(前農水省大臣官房総括審議官)、前長官の佐藤一雄氏がそろって水産庁記者クラブで会見し、抱負などを述べた。長谷長官は「まとめ上げた水産基本計画を着実に実行していく段階だ」と指摘した。

 「技官初の長官」というマスコミ報道に対し、「おそらく、過去にも技官出身の長官は存在した」と前置きした上で、長谷長官は「技官とか事務官は意識していない。水産基本計画に基づき、施策を進めていく」と強調した。「漁業現場に行く機会は減るが、(水産関係者が)長官室に提案や情報を持ってきてもらえる関係になれれば」と語った。

 前長官の佐藤氏は「経験も知識も豊富。不安なくバトンタッチできる」と長谷長官に太鼓判を押した。また、在任の2年間を振り返った佐藤氏は「調査捕鯨再開、サケ・マス流し網漁禁止、環太平洋経済連携協定(TPP)への対応、国際資源管理問題などについて、一応のめどがついた」と述べた。

握手を交わす長谷長官(中)、
山口次長(左)、佐藤氏
山口次長「水産経験生かす」

 山口次長は1987年から2年間、水産庁協同組合課(現水産経営課)にいた経験がある。その後、静岡県の水産課長も3年間務めた。「静岡では沿岸のサクラエビ、シラスから、遠洋のカツオ・マグロまで幅広い漁業・魚種の施策に携わった」と山口次長。「今までの経験を踏まえ、新しいことにも前向きに取り組みたい」と意欲を見せた。

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