●岩田産業 浸水被害受ける冷食メーカー工場に被害なし
岩田産業の久留米支店とその隣の精米工場(米穀事業部)の1階常温スペース、約600坪が床上浸水したが、ドライ倉庫の在庫と米は水に浸らず、大きな被害は免れた。 その要因について同社は「一昨年7月の九州北部豪雨を教訓に浸水を予測し、パレットを6枚程度重ねた上に在庫を置き、ドライ食品と米は水を被らなかった」と説明する。 久留米支店の被災に伴い、同支店の顧客対応は福岡支社がカバーした。 「福岡支社が商品供給を継続するなど、危機管理体制が機能した結果、社内の混乱はなく、速やかに復旧ができた」(同社)。 冷蔵倉庫はドア前に土嚢を積んだものの浸水を防げず、一部の商品が被害を受けた。 同社は「久留米支店の被害は冷凍品のみ。被害額の詳細は集計しているところ」としている。 ハウディ社屋施設設備被害なし 今月初旬から続いた豪雨で熊本県は県内の大型河川が氾濫するなど大きな被害を受けたが、同県と九州北部エリアを拠点とする業務用卸、ハウディ(熊本市、富永哲生社長)は、熊本本社、鳥栖支店(佐賀)、北九州支店(福岡)、福岡支店(同)、グループ会社のハウディ大分(大分)とも社屋、関連施設設備等に被害はなく、従業員とその家族も無事だった。 ヤヨイ被害なし ヤヨイサンフーズの九州工場(第一、第二、福岡県)は7日に1日だけ稼働を停止したが、8日からは再開している。 ベストも被害なし 日東ベストの九州工場、九州ベストフーズは福岡県八女郡にあるが、「特に被害は報告されていない」(同社)。 |
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