●R&D拠点を川崎に集約 「フローズンフード テック&デザイン ステーション」に味の素、味の素AGFとシナジー 味の素冷凍食品は点在していた研究・開発センターと生産本部生産技術開発部、同品質管理部の事務所を川崎市の味の素川崎事業所内に移転集約し「フローズンフード テック&デザイン ステーション」(FTD)を新設、10月1日業務を開始した。同時に味の素、味の素AGFのグループ3社のR&D拠点を集約したことになり、これまで以上にグループシナジーを発揮する体制を整えた。
味の素グループのR&D部門を束ねる味の素の坂本次郎常務執行役員食品事業本部食品研究所長は「味の素冷凍食品が持つ優れた原料調達や製品開発、品質管理機能を活かすことで、味の素冷凍食品だけでなく、味の素の製品の高品質化にもつながると確信している」と期待を込めた。 免震構造4階建て、60億円投資 同ステーションは免震構造4階建て。延床面積7400平方メートル。1階は設備実験室、2階が包装実験室。3階は一般分析室、微生物実験室など。海外のグループ工場で生産した製品も同所に取り寄せ、基準を満たしているかチェックするという。官能評価室は10ブースを設け、会議室、コミュニケーションスペースとともにグループ3社で共有する。4階はオフィス、調理室。投資額は既存施設の改修と合わせて約60億円。 |
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