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今週の一本

●ふくしまお魚まつり盛況、初日は1時間強で完売に  栗原浩太 (週刊水産タイムス:20/11/30号)

新常態で復興支援

販売形式が変わっても「常盤もの」をより多くの人に味わってほしいとの思いは変わらない。衛生管理を徹底し調理を行う(新橋店)
大川氏(左)と情報交換する横山副大臣
 食フェスの”ニューノーマル”を提案する「ジャパンフィッシャーマンズフェスティバル 発見!ふくしまお魚まつりbyデリバリー&テイクアウト」が26〜30日にかけて開催している。都内5カ所にデリバリー&テイクアウト専門の期間限定店舗を開設。福島産の水産物「常磐もの」を使用した料理を販売している。初日は11時にオーダー受付を開始し、12時10分時点でデリバリー・テイクアウトともに当日分が完売した。
 デリバリーはイベント特設サイトから「Uber Eats」「出前館」「menu」の3つのサービスを選択可能。各社が割引サービスなどのキャンペーンを実施しており、販売促進に大きく貢献している。テイクアウトは販売価格から100円引きで提供。キッチンカーによる出張販売も有明駅(江東区)と横浜駅付近で行っている。
 「ジャパンフィッシャーマンズフェスティバル」は毎年11月に東京都千代田区の日比谷公園で開催される日本最大級の魚介特化型フェス。福島の漁業・水産業の復興支援の一環として「福島のお魚を食べようエリア」を設け、福島の魚介料理を提供してきた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、日比谷公園での開催は中止となったが、「常磐もの」をより多くの人に味わってほしいとの思いから、安心・安全に配慮したデリバリー・テイクアウト形態での開催となった。
 26日には横山信一復興副大臣が港区の新橋店を視察。「さんまの汁なし担々麺」「ほくほくメヒカリのアヒージョ」などを試食したほか、漁業関係者と情報交換を行った。
 横山副大臣は「東京都民に常磐ものを知ってもらう良い機会。福島県では自主検査も実施しており、安全性は高い。おいしさに気付いていただき、日常でも積極的に水産物を購入してもらいたい」と語った。
 「ほっきのわっぱ飯」などを提供した大川魚店(いわき市)の大川勝正氏は「試験操業のため福島産水産物はなかなか都心に出回らない。この機会を逃さず食べてほしい」と思いを述べていた。わっぱ飯の目標提供数は1000食。

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