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今週の一本

●冷食協、2年ぶりに消費者イベント  高橋尚徳 (週刊冷食タイムス:21/10/19号)

 (一社)日本冷凍食品協会(大櫛顕也会長)は10月18日の「冷凍食品の日」に消費者向けPRイベントを東京水天宮のロイヤルパークホテルで開催した。いずれかが50歳以上の一般消費者40組80名を招待した。タレントの山口もえさん、冷凍食品アンバサダーの三國清三シェフ、大櫛会長によるトークショーと、ホテルシェフによる冷凍食品を使ったコース料理の試食会の2部構成で冷凍食品の魅力を伝えた。PRイベントの開催は2年ぶり。

左から山口さん、三國シェフ、大櫛会長
トークショーに山口もえさんなど

 参加者は「10倍以上の競争率」(大櫛会長)を勝ち抜いた強運の持ち主。
 トークショーでは、3児の母でもある山口さんが子どもの弁当作りに追われる毎日であることを伝え、会場で自身が作った、冷凍ハンバーグや焼売を使った弁当の写真を公開した。普段から冷凍庫には炒飯と餃子を常備しているという。
 三國シェフは東京2020の選手村では外国人選手に一番人気だったのが餃子だったことを「シェフとしては複雑だが」と紹介した。
 大櫛会長は管理温度や栄養価が損なわれないといった冷凍食品の特性について説明し「冷凍食品で一番難しいのは解凍。電子レンジ、湯せん、オーブントースターなどあるが、間違えると品質が大きく損なわれるので、そこだけは注意して」と呼び掛けた。
 山口さんはステージ上で冷凍の和野菜ミックスと鶏から揚げを使った「和野菜ミックスと鶏のから揚げの甘酢炒め」を調理実演。試食した三國シェフ、大櫛会長から「酸味が食欲をそそる」と好評だった。
 山口さんはトークショーを通じて冷凍食品をマイナス18度C以下で保存していることを初めて知り、野菜などは冷凍しても栄養価がほとんど損なわれないことに「目からウロコ」と驚いた様子。

試食会はテーブル席で
 ホテルシェフが腕を振るった冷凍食品アレンジメニューは、これまでのビュッフェ形式から、コロナ対策で間隔を空けた着席形式に変更した。
 参加した女性は「冷凍食品と言われなければわからない。家庭では子どもの弁当などに使っているが、コロナ禍で冷凍食品を使う機会が増えた」と語っている。
 別の女性はメニューの1つ「パウダードレッシングがおいしい」と、スタッフに何を使っているのか確認したほど。「過去に参加したことがあるが、テーブル席の方が楽でいい」と笑顔を見せた。
 提供したアレンジメニューは次の通り。カッコ内は使用した冷凍食材。
 ▽フルーツのビネガードリンク(ミックスベリー)
 【一皿盛り】▽揚げ餃子 千切り野菜とレモングラスの香るソース(餃子)▽鶏胸肉と野菜の生春巻き アボカドディップ(鶏肉、アボカド、アスパラ、いんげん)▽帆立貝と蛸 さつま揚げのグラスサラダ パウダードレッシング(帆立貝、蛸、さつま揚げ、オクラ)
 ▽うどんのカルボナーラ(うどん、ベーコン、スクランブルエッグ)
 ▽シーフード ドリア カレー風味(ミックスシーフード、ドライカレー)
 ▽ハンバーグとハーブバター入り野菜のミルフィーユ パイ包み焼き(ハンバーグ、パイシート、クレープ、ブロッコリー、カリフラワー、にんじん、イタリアンミックス)
 ▽オレンジ風味のフレンチトースト(バゲット)
 【一皿盛り】▽苺のマリトッツオ(プレーンホイップ、ストロベリースライス)▽抹茶ムース 求肥包み(宇治抹茶ムース、求肥クレープ、大納言)▽パッションアプリコットシャーベット マンゴーソース(マンゴーカットハーフ、クーリーパッションマンゴー)

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