冷凍食品(冷食)・冷凍野菜・お弁当の売上・取扱ランキング・ニュース
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●イート&「円盤餃子」1位
橋本武寿
(週刊冷食タイムス:24/03/19号)
日本アクセスの企画で 消費者が審査
| 日本アクセス服部社長(左)と冷凍食品部門1位を受賞したイートアンドフーズの野村壮太執行役員 | | イートアンドFの「大阪王将 羽根つき円盤餃子PREMIUM」 | | 日清食品冷凍の「完全メシ ぶたいか玉お好み焼」 |
日本アクセスは第30回「新商品グランプリ2024年春夏」表彰を12日本社で開催した。冷凍食品部門の1位にイートアンドフーズ「大阪王将羽根つき円盤餃子PREMIUM」が輝いた。冷凍食品部門の「トレンド賞」は日清食品冷凍の「完全メシ ぶたいか玉お好み焼」が獲得した。いずれも一般消費者120名が試食し、価格、味、使い勝手のよさ、時代のニーズの反映など、多角的な視点で採点し決定した。 新商品グランプリの今回の審査員120名は、日本アクセス公式LINE登録者から選出した。冷凍食品部門に15社が24年春夏の新商品17品をエントリーした。冷凍食品のエントリーは前回より2品増えた。 冷凍食品部門1位のイートアンドフーズ「大阪王将 羽根つき円盤餃子PREMIUM」は同社の羽根つき餃子10周年記念商品。外食の味を冷食で再現した。 40代の男性審査員は「羽根がパリッとしていてすごくおいしい。(円盤になっているため)自分で丸く並べなくていい」と評した。
栄養素が摂れるお好み焼が受賞
トレンド賞の日清食品冷凍「完全メシ ぶたいか玉お好み焼」はおいしさと33種類の栄養素入りの完全バランスを追求した、鰹だしが香る生地のお好み焼。 30代の女性審査員は「お好み焼でも違和感なく栄養素が摂れるのは現在のニーズに合っている」と推した。 新商品グランプリに冷凍食品をエントリーしたメーカー・商社はイートアンドフーズと日清食品冷凍のほか、次の通り。(順不同) 明治、味の素冷凍食品、マルハニチロ、ニッスイ、テーブルマーク、ニチレイフーズ、日本ハム冷凍食品、日清製粉ウェルナ、トロナジャパン、ニップン、井村屋、ピエトロ、日本アクセス
メーカーの思いを小売業に提案
日本アクセスの服部真也社長は新商品グランプリの表彰式で「メーカー各社の企業努力で、春夏向け新商品が多数開発された。その思いを当社がしっかりと小売業への提案に反映し、消費者の元へ商品の価値を伝えるべく本企画を実施した。業界をリードすべき立場にある当社ならではの企画。メーカーと共にさらに成長することで業界を盛り上げていく」と語り、企画の意義を示した。 直近の食品流通市場については「コロナ収束に伴う人流回復の追い風もあり、小売業界も売上げが回復しているが、原料や資材、エネルギー価格の上昇などコスト環境はいまだ厳しく、商品の値上げが進んだ。人口減少、高齢化による食品小売市場縮小の影響は大きくなる中で、若年層の開拓や高齢市場への対策がより一層求められる」と語った。
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