●マルコメがあおさ陸上養殖愛媛で生産、9月に出荷へ
あおさは高水温に弱い。海面養殖では主に寒い時期に収穫されるが、陸上では通年収穫できる。単位面積あたりの収量も海面養殖と比べて多く、期間も短いなどメリットが多い。今後、段階的に増設し、2027年度までに年間収穫量14tをめざす。陸上養殖技術を通じ、あおさだけではなく、他の藻類の持続的な利用の実現、藻場の再生に向けた取り組みの一助となる可能性を探る。 みそ汁の具材で人気、需要年々伸びる あおさはみそ汁の具材などとして人気が高く、需要が年々伸びている。一方、温暖化による海水温の上昇などで海藻類全般の収穫量は減少が続いている。あおさの供給不安を解消するとともに、海洋資源の持続的な活用をめざし、陸上養殖による藻場創出に同社は着目した。 |
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