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この人に聞きたい:第386回
(週刊冷食タイムス:13/04/09号)
中計でタマゴ940億円に
キユーピー(株) 常務取締役 上席執行役員(タマゴ事業担当) 須田 茂博氏
(すだ・しげひろ)昭和50年入社。平成20年キユーピータマゴ(株)社長。23年2月キユーピー取締役タマゴ事業担当。今年2月現職。昭和26年8月茨城県笠間市生まれ、学習院大法卒、61歳。
業務用の知見を家庭冷食にも
タマゴ一筋。日本一のタマゴメーカーとしてめざすは質・量ともに世界一。また、老若男女に「タマゴをもっと食べて!」と願う。「日本人は世界でもタマゴが一番好きな国民だと思います」。タマゴを語らせると熱くなる。
――タマゴ担当取締役から常務取締役・上席執行役員に。事業の総責任者となった。 須田 前期(2012年11月期)のグループ連結売上げ5050億円の中でタマゴ事業は856億円。鶏卵相場安で1億円の減収ですが、物量では伸長。まだ伸びるでしょう。8割弱が冷凍液卵、乾燥卵などの素材系、2割強がタマゴ加工品です。両方伸ばしますが、伸びが期待できるのは加工品。その大半はFS(フードサービス)本部が扱っている業務用であり、家庭用はまだ始まったばかり。しかしFSの中でタマゴ加工品がまだ可能性を秘めているのはもちろん、家庭用も、あるいは海外も含めてタマゴ事業を拡大したいと考えています。
――13〜15年の現中期計画と、その後19年の100周年に向けてタマゴを柱事業の1つに位置づけているが。 須田 グループ全体でマヨネーズに加え『卵・野菜・アジアのキユーピー』という企業像を構築しようとしています。今11月期で870億円、3年後の15年度940億円という構想。この間に次の成長のため基盤を強くします。
――世帯人数の減少、単身者、高齢者の増加など、対応すべき環境変化が大きい。 須田 入社当時(昭和50年)は食卓で食べる卵が6割。それがいま5割を切っています。しかし鶏卵生産量はそれほど変化がない。家庭以外で食べる機会が増えていることを示しています。従って外食、中食、あるいは家庭用にもタマゴをもっと広げなければ。卵1パック10個では使い切れないという背景もあります。構造変化対応がタマゴの世界でも重要なことは当然です。
――中計では@家庭用進出A新工場を打ち出したが。 須田 業務用(フードサービス本部)で培った技術を未開拓の家庭用に生かし需要を創出するのがねらい。チルドで先行していますが、冷凍食品も否定しません。家庭用でどんな冷凍鶏卵品を手掛けるかを含め、さらに研究開発を進めます。新工場は飯能に14年に計画。新モデルとします。
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\ 13,200(税込み) |
\ 4,400(税込み)
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\ 2,750(税込み)
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\ 2,640(税込み)
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