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この人に聞きたい:第433回
(週刊冷食タイムス:14/03/18号)

仕事もチームワークを重視

コナグラフーズジャパン(株) 代表取締役社長  日野 庄弥氏

(ひの・しょうや)高校時代は野球、早大時代は米式蹴球部(アメフト)で活躍。平成13年母校米式蹴球部監督、2年目でリーグ初優勝。15年から現職。昭和32年12月石巻市生まれ、56歳。

早大アメフト部監督の経験生かす

 コナグラフーズジャパンは、米国コナグラグループのポテト部門「ラムウェストン社」の日本法人として2003年に発足。日本で一番冷凍フレンチフライを売上げる。アメフト経験を持つ日野庄弥社長に話を聞いた。

 ――主力のFフライポテト製品の売れ行きは。
 日野 日本に輸入される冷凍ポテトは、急激な円安の影響やファストフード店の業績不振などにより、昨年初旬から減少し始めています。当社の場合は、新規の顧客開拓とコンビニエンスストアが好調だったことで、今5月期は4〜5%増で着地する見通し。しかし利益は厳しいです。

 ――いま好調な販売先は。
 日野 昨年からミドルユーザーの開拓を強化。1社当たりの扱い数量は少ないが、数を稼げば積み上がる。ユーザーを訪問して、抱えている悩みや課題を伺い、その解決に向けて一緒に取り組んでいます。CVSはレジ周りの販売が主力。店舗数が依然伸びているのに加え、付加価値の高い商品の導入が進み、売上げは伸びています。

 ――スイートポテトは。
 日野 スイートポテトはカロチンや繊維質が豊富で、健康を気遣う米国人に人気。2010年米国ルイジアナにスイートポテト専門工場が完成し、11年から日本市場でも販売を始めて注目を集めていますが、価格がFフレンチの2.5〜3倍するのがネック。日本では蒸かし芋、焼き芋にする食習慣があるのも一因かも知れません。

 ――かつて早大アメフト部監督就任2年目でリーグ初優勝に導いた経験がある。
 日野 この時の経験は仕事にも役立っています。母校の石巻高校で1〜2年生を対象に講演。社会で活躍するOBの話を、進路選択に役立ててもらう、という企画。私は「肯定思考のリーダーシップ」と題して講演。後輩たちに「何かに失敗しても、基本に戻ると違うものが見えてくる」、「前向きに考え、各人の生きる分野でリーダーシップを発揮して欲しい」と伝えました。

 ――社員には。
 日野 スポーツ選手も社員もモチベーションが大切。営業成績が良いだけでも駄目。タッチダウンする人物だけがすごい訳ではないのと一緒で、私は仕事もチームワークを重んじています。

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