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業界交差点

この人に聞きたい:第788回
(週刊水産タイムス:21/06/07号)

連戦連勝 業界の重鎮

(株)ホウスイ 最高顧問  乃美 昭俊氏

(のみ・あきとし)1935年(昭和10年)5月29日生まれ。山口県出身。東京水産大学(現東京海洋大学)卒。新東西、新日本コールドから中央冷凍社長。合併後のホウスイで社長、会長、最高顧問を歴任した。

 中央魚類(マルナカ)グループで冷凍冷蔵保管事業をはじめ、水産食材卸売事業、リテールサポート事業、食品製造販売事業などを幅広く展開するホウスイ。
 最高顧問から代表取締会長に復帰する(6月23日予定)。冷蔵倉庫業界で百戦錬磨の重鎮。御年86歳での“再登板”に業界が注目しているが「一番びっくりしているのは私自身」。
 前身の中央冷凍がホウスイ(当時は日本水産の子会社)と2008年に合併。「新生ホウスイ」となり、初代社長を務めた。
 就任早々、20年ぶりの復配を成し遂げ、その後も市川(千葉県)、豊洲(東京都)、川島(埼玉県)など、次々と大型の冷蔵倉庫・物流センターを新設。いずれも順調な稼働を続け、水産流通のリテールサポート事業の拡大とともに「連戦連勝」の成長路線をさらに強固なものにした。
 昨年6月に会長を退き、アドバイス役の最高顧問に。「そろそろ故郷の山口へ帰ろうか」と気持ちの整理を始めた矢先、親会社・中央魚類の伊藤裕康会長から会長就任を要請された。
 何度か固辞したものの、「この歳になって、自分を必要としてくれるのは有難い」との思いも。「オレと乃美さんは運命共同体」。同世代の伊藤会長の“推し”が「決め手」になった。
 裕康会長の子息、中央魚類の伊藤晴彦社長も「乃美さんには後進の育成とともに、豊富な経験を、ホウスイの将来のために伝えてほしい」と願う。
 この10年余、業界が目を見張る快進撃を続けたホウスイ。冷蔵倉庫の新設が一段落した今も、業績は右肩上がり。前3月期は増収かつ大幅増益で着地している。

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