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この人に聞きたい:第936回
(週刊冷食タイムス:24/06/11号)

中村角、前期の売上げ3%増322億円

中村角 代表取締役社長  中村 一朗氏

 

業務用市場の回復と価格改定寄与

 総合食品卸の中村角(広島市、中村一朗社長)は主要取引先と親睦を深める「角親会」を広島市内のホテルで6日開いた。中村社長が前3月期の業績を報告。業務用市場の回復と価格改定効果で売上高は3.3%増321億5100万円と増収、経常利益が10.4%増3億円と2ケタ増益だった。
 中村社長は「価格改定で単価は上昇したが、数量が少し苦戦した。業務用商品は粗利が大きいため、市場の回復が増益に貢献した。グループ企業も同様の傾向。まずまず良い数字で終えることができた」と総括。出席した取引先の協力に謝意を表した。
 中村社長は昨年4月からJFSA(日本外食流通サービス協会)の会長を務めている。「JFSAの共販目標も達成できた。引き続きJFSAの実績を積み上げることが、中村角グループにとっても良い効果になる」(同)。

業務用は小口の取り引き増やす

 中村社長は「業務用は小口の取り引きを増やしたい」など、今期の方針を次のように伝えた。
 「物価の上昇が続き、消費者・ユーザーの生活防衛意識は高まっている。経営環境はより厳しさを増す。顧客から原価低減の要請、見積合わせが増えている。当社も難しい判断を迫られる局面が増えている。そのため、売上げ対策にはこれまで以上に力を入れなければならない。
 業務用はJFSAの数字をしっかり積み上げる。特に小口の取り引きを増やしたい。以前は大口、効率優先の商売をしてきたが、小口の取り引きが大事であることをJFSAで学んだ。社長就任時から進めてきたが、軌道に乗ってきた。引き続き、受発注のデジタル化や物流の機械化にも取り組む」。
 グループ会社で液体調味料メーカーのカクサン食品の社長に中村通孝専務が先月昇格し、中村哲朗社長が会長に就いたことを報告した。社長交代は31年ぶりという。
 中村社長が概況を報告した後、高柳実仁専務が角親会に出席した社員を紹介した。角親会に出席したメーカーは一定のボリューム以上の取り引きと歴史がある「当社にとって一番重要な取引先」(中村社長)。88社から167名が出席した。
 グループ企業の前期の業績は次の通り。
 ▽協食(山口県山陽小野田市、業務用卸)=売上高2.0%増24億2400万円、経常利益23.7%増6900万円。
 ▽桑宗(福山市、業務用卸)=売上高18.2%増56億1300万円、経常利益72.3%増1億1500万円。
 ▽カクサン食品(広島市、液体調味料メーカー)=売上高7.1%減14億9700万円、経常利益0.2%減6400万円。

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