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●魚介類自給率やや上昇
井出万寿男
(週刊水産タイムス:08/08/11号)
国内生産量の増加などで
平成19年度の食料需給表が農水省から公表された。カロリーベースでは小麦、コメともややアップし、水産物の自給率(重量ベース)もわずかながら上昇した。魚介類全体では1ポイントのアップにとどまったが、海藻類は4ポイント上昇。いずれも3年連続で増加した。ただ、国内消費仕向量は食用魚介類、海藻類とも前年に比べ減少している。
魚介類全体の自給率は前年の52%から53%にアップ。食用に限れば60%から62%に2ポイント上昇した。食用は平成14年度に53%まで落ちたが、それ以後は徐々に数字が上がってきている。海藻類は67%から71%と上昇幅が大きかった。 食用魚介類の自給率の変動要因としては(1)国内生産量の増加(2)輸入量の減少(3)輸出量の増加――が挙げられる。 国内生産量は前年と比較して5万6000t増加。スルメイカが6万4000t、サンマが5万4000t、マイワシが2万7000t、それぞれ増えた。 その一方でサバ類、カタクチイワシ、イカナゴは減少した。サバ類は前年に比べ19万3000t減少。カタクチイワシは5万5000t、イカナゴは5万4000t減少した。 輸入量は前年に比べ24万9000t減少した。冷凍キハダマグロが3万2000t減、冷凍エビも2万3000t、冷凍カツオも1万9000t、それぞれ減少した。 逆に輸入量が増えたのは冷凍のイカやメヌケ。イカは1万1000t、メヌケは5000t増加している。 一方、輸出量は前年比で2万8000tの増加となった。輸出量が増加したのは冷凍ビンナガマグロで2万t増、冷凍サンマは5000t輸出量が増えた。逆に輸出量が減少したのはサバ(生・冷凍)で2万6000t減、冷凍サケが8000t減少した。 この結果、国内消費仕向量(国内生産量と輸入量を足して、輸出量を差し引き、在庫量を加味したもの)は724万tで前年比17万t減少した。 海藻類の国内生産量も全体では前年比2000t増加した。ワカメ類が5000t減ったが、ノリ類は2800t増えた。輸入量はワカメ類が2000t減少したことなどで全体では8000t減少した。国内消費仕向量は17万4000tで前年に比べて6000t減少している。
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