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今週の一本

●加ト吉の新社名テーブルマーク  佐藤巳喜夫 (週刊冷食タイムス:09/09/08号)

来年1月から
“食卓”を新しい旗印に
めざすは「お客様支持率NO.1」

新社名ロゴを紹介する山田加ト吉社長
 加ト吉(山田良一社長)は懸案の社名を「テーブルマーク株式会社」に来年1月1日付で変更することを、7日開いた臨時株主総会で決め、同日発表した。うどんなど市販用主力品は従来通り「カトキチ」ブランドとする。

主力品は「カトキチ」で
 日本たばこ産業の食品事業部門と昨年7月に経営統合し、今年4月には営業部門などを含む完全統合で一本化したのを機に「新体制にふさわしい社名に変更する」と山田社長は説明した。
 市販用主力の冷凍麺、お好み焼、たこ焼、常温包装無菌米飯などは「お客様の支持が高い」(山田社長)ため引き続き『カトキチ』ブランドを活用する。
 業務用も市販用に準じ、冷凍麺などは『カトキチ』ブランドとするが、水産フライなど主力以外は「新社名とするか従来通りか、現時点で未定。得意先と相談しながら決める」(同)。
 新社名は「一番大切な人に食べてもらいたい」という想いを込めた商品を世界中の食卓にお届けしたいという願いを具現化した。
 “食卓”を新しい旗印とし「時代のニーズを見据えた食の可能性を追求し、笑顔があふれる食卓の“トレードマーク”」でありたいという意思と「食の世界の中心的存在、即ち、お客様支持率NO.1の食品メーカーに向け最大限の努力を行なうという誓いの気持ちを新社名に込めた」(同)。
 食卓、食事、ごちそう、料理、テーブルを囲む人々を意味する「テーブル」と印、目印の「マーク」を加えることで「笑顔あふれる食卓へ様々な商品を提供する」。「T」はトレサビリティ、テイスト、トレンディの3つの意味を併せ持ち、3つを「Able」(できる)企業もめざす。
 ロゴマークはハーベスト(収穫)・オレンジカラーを基調に、食卓のテーブルクロスに見立てたデザイン。テーブルクロスの上に様々な商品をお届けするイメージを表現している。
 事業統合した現在の加ト吉は冷凍・常温食品とサンジェルマンのベーカリーを含む加工食品事業で約1500億円(前期実績)、富士食品工業(株)の調味料事業で約185億円、穴子のグリーンフーズ、えびのオーシャンローズ、たこの川万水産を含む水産事業で約340億円。期途中の7月の経営統合後でJTフーズと富士食品を単純合算した前3月期売上げは約2273億円。6月末の従業員数は1135名。
 「お客様支持率NO.1をめざす。新社名告知活動も計画している」と山田社長。一品香食品(福岡)に11月うどんライン完成。来年秋には新潟魚沼第二工場の竣工稼働を計画している。

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