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●味の素冷凍食品
揚げないフライ発売 　佐藤巳喜夫 （週刊冷食タイムス：10/07/06号）

健康を考える大人の弁当に
高温蒸気フライで

　市販用新製品「ふっくら白身魚」は高温蒸気で焼き上げることにより、中具は水分を保持しながら、表面は水分が蒸発するので、サクッと仕上がる。揚げていないのでカロリーは従来品の２０％減、脂質は３０％減。
　健康を考える大人の弁当向け。５個１０５ｇ、レンジ調理。ＣＭ訴求する。
　米飯、グラタン・ドリアのスナック市場では「大人のワンディッシュ」をめざし（１）１人前量目（２）トライアルしやすい手頃価格（３）主食を意識し、ＨＯＴ！１シリーズで１食２００ｇの米飯加工品４品と１８０ｇのグラタン、ドリアを発売する。
　使いやすい容量で買いやすい価格を訴求することで低迷する冷凍米飯、グラ・ドリ市場を刺激する。「エビと彩り野菜のピラフ」など野菜をたっぷり入れた。
　食卓おかず向けには「こだわり三元豚の竜田揚げ」、レンジ調理の「洋食亭ガーリックハンバーグ」を発売。既存の「ギョーザ」と「中華飯店の肉餃子」はなめらかでコシのある特製皮に変更し、中具とのおいしいバランスを一層アップする。
　弁当向けには「６種野菜のお弁当シューマイ」、「４種野菜の鶏つくね」を追加し、既存品も含め「自然解凍」や「指定農場」をパッケージで強調する。
　冷食需要を広げる新領域としてディズニーキャラクターを使った「プチケーキ」シリーズで（１）ミッキーマウスのプチチーズケーキ（２）くまのプーさんプチホットケーキ（各６個）。１個ずつキャラクター入り包装紙包み。自然解凍可。北海道・東北と九州以外で発売。
　業務用はマンナン粒を６割入れた「スープごはん」やタイの工場で手掛ける骨なしフライドチキンなど新製品２３品、改定品１品。
　同社の４、６月は好調だったが、５月の連休明けが不調で、市販用「三元豚」とんかつの休売も影響し、第１四半期は１％増だが「取り戻して計画の５％増をめざす」（進藤大二社長）考え。

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