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今週の一本

●マルハニチロが回転寿司利用調査  井出万寿男 (週刊水産タイムス:10/09/06号)

最初に食べるネタは「サーモン」

 マルハニチロホールディングスがこのほど、「回転寿司に関する消費者実態調査」をインターネットリサーチ(モバイルリサーチ)で実施した。関東、関西に住み、最低でも月に1回は回転寿司店を利用するという10代〜50代の男女で1000人の有効回答を得た。

 回転寿司の利用度は「月1回以上」が35%、男女別には男性、地域では関西が高かった。
 一緒に回転寿司に行く人は「家族」が84%と圧倒的で、「1人で」も12%いた。
 回転寿司店を選ぶポイント(複数回答)は「値段が安い」が70%、「ネタの種類が豊富」62%、「ネタが新鮮」62%、「駐車場がある」56%、「店内に清潔感」50%。男性はネタの大きさ、女性はデザートメニューの充実ぶりを重視している。
 回転寿司に行った時に最初に最もよく食べるネタを聞いたところ、「サーモン」(20%)がトップ、次いで「マグロの赤身」が12.5%、「中トロ」8.2%となった。年代別に見て特徴が見られたのは「サーモン」で、10代は36%が支持、20代は28%、30代は20%、40代が17%、50代は11%と、若い年代ほど高かった。また、地域別で特徴が見られたのは「ハマチ、ブリ」で関東3.6%に対し関西10%と、関西が6.8ポイント高い結果となった。
 最後に最もよく食べるネタは「玉子」「サーモン」が各9%、「ネギトロ(軍艦巻き)」が7%。男女別に差が見られたのは「玉子」「サーモン」で、「玉子」では男性12%、女性6%と男性の方が高く、「サーモン」では男性6%、女性11%と女性の方が高くなった。

ネタへの期待感、トップはマグロ

 ネタのおいしさや鮮度に対する期待度は『期待する計』(「非常に期待する」「ある程度期待する」の合計)が最も多かったのは「マグロ」で85%、次いで「サーモン」82%、「エビ」75%、「タイ」75%、「ヒラメ」70%。
 回転寿司で食べたことのあるマグロの部位を聞いたところ、「中トロ」90%、「赤身」89%、「大トロ」64%、「かま」「かまトロ」16%、「ほほ肉」14%となった。「ほほ肉」「かま」は関東が良く食べるという結果がでた。
 よく食べるエビは「アマエビ」71%、「ボタンエビ」35%、「クルマエビ」30%、「ブラックタイガー」11%。「どのエビを食べているかわからない」が15%いた。
 最近は回転寿司といってもレーンを回る寿司ではなく、ネタを注文する人が増えているが、こうした「注文派」は5割半ば、「回っているもの派」は1割半ばだった。また「回っているもの派」は関西男性が24%、関東女性が9%と興味深い結果も見られた。

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