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今週の一本

●ヤオコー、オリジナル冷凍食品を開発  高橋尚徳 (週刊冷食タイムス:10/11/02号)

仏ピカール方式導入、
3年で80品の商品化めざす

じっくり煮込んだ
やわらか牛肉ビーフシチュー
 ヤオコー(埼玉県川越市、川野清巳社長)はフランスの冷食専門店「ピカール」を参考にしたオリジナル冷凍食品の開発を進めていたが、先月26日開店した神奈川県の「相模原下九沢店」で「ビーフシチュー」など3品を「やさしいテーブル」シリーズとして発売した。価格競争からの差別化・独自化を図る戦略として下期の重点施策に位置づけている。
 発売したのは「じっくり煮込んだやわらか牛肉ビーフシチュー」、「白ワイン仕立て国産ほたてのクリームシチュー」、「イタリア産トマトとハーブで煮込んだ鶏肉のトマト煮」の3品。各298円。
 店頭の「クッキングサポートコーナー」を担当するパートタイマーの代表者会議で味、量目、価格を監修しているのが特徴。ピカールのコンセプトでもある「シンプルな味」、「ナチュラル」、「素材の明確さ」、「エブリディ・エブリバディ(毎日でも飽きない)」を参考にしている。
 川野社長は「既存の商品は餃子や炒飯など完成品が多い。冷凍食品と生鮮・デリカを組み合わせるなどライフスタイルを提案したい。冷凍の方がおいしい、冷凍だからこそおいしくなる食材もある。3年のうちに80品ぐらいの商品化を計画している。今は中小のメーカーと開発しているが、大手問屋に趣旨を説明し、協力してもらうことも考えている。オリジナル冷凍食品だけでは不十分なため、NB、PBのトータルで売場をアソートメントする」と語っている。
 やさしいテーブルシリーズは八王子市に今月オープンする「八王子並木町店」にも導入し、反応を見ながら、順次販売店舗を拡大する。

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