●ニッカ食品、介護食市場に参入幅広い料理に使える素材提案
「おさか菜もう一品」は良質なたんぱくが手軽に摂れる調理素材。魚肉をメインに野菜や畜肉も配合。ユニバーサルデザインフードの区分2〜3(歯ぐきでつぶせる〜舌でつぶせる)を目安に作っており、咀嚼や嚥下機能が低下した高齢者にも安心して提供できる。 また、単に柔らかく仕上げただけではなく、「バランスのとれた栄養と、食べる人が『おいしい』と感じる味を重視して開発。毎日の献立作りに頭を悩ます栄養士や調理士の方に、様々なメニューに利用しやすい食品素材として提案していく」(ニッカ食品)考え。 同社では、ユーザーが具体的なメニューが連想しやすいように、おさか菜もう一品を利用した「豚汁」、「肉じゃが」、「ビーフシチュー」、「棒棒鶏(バンバンジー)」などの調理レシピを準備しており、まもなくメニュー集としてまとめる。 同素材を使った加工品、「さば味噌煮」や「かまぼこ(紅白)」など水産品を模した商品は、富山県の蒲鉾メーカー、梅かま(奥井健一社長)が製造、ニッカ食品は仕入れ販売する形。「からあげ」や「とんかつ」、「生姜焼き」など肉を模した商品はニッカ食品が自ら製造している。 同社では「毎日同じ料理では、いくらおいしくても飽きがくる。そこで素材として提供することで、1年365日様々な料理で楽しんでもらえる」と分析しており、「将来は他社の介護食を集め、アソートして提供することも検討中」。 介護食の発表会、8月30日東京で ニッカ食品は介護食・嚥下食の新製品発表会を8月30日午後2時から、東京都杉並区阿佐ヶ谷南3‐37‐10の阿佐谷市庭スタジオ(YSディセンダンツビル2階)で開催する。問い合わせは同社(電話048‐737‐5151)まで。 |
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