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●日本水産の第3四半期、最終利益が倍増
井出万寿男
(週刊水産タイムス:12/02/06号)
通期の営業利益120億円見込む
1年の動向が事実上、決するとされる今3月期の第3四半期だが、日本水産(東京・大手町、垣添直也社長)は大幅な増収増益、最終利益は倍増と好調のままゴールに迫っている。売上高は4095億円で前年同期比10.6%増、営業利益は43.5%増の112億円を計上。経常利益は65%増の93億1200万円、四半期純利益は45億円で対前年比106%増となっている。
第3四半期までの水産事業は売上高1724億円で前年同期比336億円増収。営業利益も36億円と前年比29億円増加している。漁労事業は増収減益だったが、養殖事業、加工・商事事業とも増収増益。 国内のブリ養殖事業で販売数量が増加、マグロ養殖事業も魚価が上昇した。アジアではインドネシアのエビ養殖事業の改善が進んでいないのがネックだが、南米のチリのサケマス養殖事業は魚価が堅調で販売数量も増加した。加工・商事はスリミ価格が下落したものの、サケマス、マグロ、カニが順調に推移した。 一方、食品事業は売上高が1971億円で36億円増、営業利益は34億円で1億3900万円減。 東日本大震災で女川工場などが被災したが、他工場への生産移管を進め、商品供給の復旧に努めた。内食、中食の需要が高まる中で、家庭用冷凍食品の「ちゃんぽん」、業務用冷凍食品ではチキン加工品が好調に推移したが、魚肉ソーセージは価格競争の激化でやや苦戦した。コンビニ向けのチルド事業(弁当や麺類など)は増収増益。 同社事業の中で利益率が極めて高いファイン事業は、売上高197億円(前年同期比6億円増)、営業利益は50億6100万円(同7億円増)と、いずれも堅調。 物流事業は売上高93億8900万円(同4億7300万円増)、営業利益13億円(同7000万円増)。東日本大震災で東北エリアは減収となったが、首都圏では入庫量が増加し、全体では増収となった。配送事業も順調に推移。 通期は売上高5250億円(前年比6.2%増)、営業利益120億円(同48.4%増)、経常利益110億円(同75.3%増)、当期純利益55億円(前年は9億円の当期純損失)を見込む。
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