●生姜ブーム 冷凍食品業界にも波及女性がターゲット
冷凍食品にも“生姜ブーム”の波が訪れている。今秋の市販用新商品として、ニチレイフーズが「生姜が香る7品目の和風バーグ」、マルハニチロ食品が「ふんわり卵と野菜の生姜あんかけ炒麺」、アクリフーズは永谷園とコラボで「『冷え知らず』さんの生姜坦々スープごはん」を発売する。マルハニチロ食品とアクリフーズはメインターゲットを女性に置いており、新しい需要層の開拓を意識している。秋冬シーズンに向け、“あったか”や“ポカポカ”といった生姜の効用をさりげなく訴えている。 数年前から“生姜ブーム”というフレーズを耳にするようになり、生姜味の菓子や加工食品が売場に登場。一部には「チューブ入りおろし生姜を常時携帯する若い女性が増えている」という報道もある。 生姜特有の辛み、独特の香りを生かして、冷奴や素麺、あじのたたきの薬味などにも利用される。さばの味噌煮など魚や肉料理の臭み消し、煮物、炒め料理などにも利用されている。 ニチレイフーズ、隠し味に塩麹の ニチレイフーズは「ほっとするおかず」シリーズに「生姜が香る 7品目具材の和風バーグ」(5個入り120g)を発売する。弁当用としてだけでなく、食卓のおかずとしての需要も見込む。隠し味に塩麹を加えている。 マルハニチロ食品、8種類の具材入り炒麺に生姜餡
同社では「秋冬シーズンにぴったりのあったかな生姜あんが、女性にうれしい新メニュー」とアピールしている。8種類の具材がたっぷりと入った炒麺が、電子レンジ調理で手軽に味わえる。 この他、冷凍米飯の新商品「明太入り生姜高菜チャーハン」(450g)でも生姜の活用をアピールしている。トレンド食材の生姜と、高菜、明太子を加えたピリ辛味の炒飯。生姜の風味、明太子と高菜の旨み、鰹だしが特長。 永谷園「冷え知らず」とコラボ
「『冷え知らず』さんの生姜坦々スープごはん」は、生姜と白ごまが効いた坦々スープに、ごはん、鶏そぼろ、春雨、ほうれん草をあわせた。家庭で水を加えて電子レンジか鍋で温めるだけで、手軽に味わえる。 |
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