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今週の一本

●ギョーザを欧州に売り込み  佐藤巳喜夫 (週刊冷食タイムス:12/10/30号)

SIALパリ展で味の素冷食

「ギョーザ」の試食提案に
欧州市場関係者が熱く反応した
これまでにない確かな手応え
 世界的な専門展、SIALパリ国際食品見本市が21〜25日、パリ市郊外の展示場で開催されたが、日本のメーカーでは味の素冷凍食品が「ギョーザ」を会場で大デモンストレーションし、欧州の食品関係者にアピールした。世界中の商品の中から優秀作を審査する「シアル・ドール」の冷凍食品/日本部門には日本水産の「3種の和惣菜」が選ばれた。本紙主催視察団が確認してきた。

 SIALパリはANUGA(ドイツ)と交互に、2年に一度開催される国際的な食品見本市。今回は約100カ国から5900社・団体が出展。約200カ国から期間中14万人が訪れるという大型展示会。また出展者の84%、入場者の62%はフランス以外という世界的なイベント。

 味の素冷凍食品は調理済食品の展示会場にグループ出展。ブースの一角に日本風のたたずまいを再現して冷凍「ギョーザ」を加熱調理し、訪れた各国のバイヤーに試食提案した。

 立ち止まった人は「ギョーザ」に必ず手を伸ばして試食し、満足そうにうなづく人が非常に多かった。スタッフに詳しい話を求める人も多く、活発に商談を行なっていた。欧州で開催される国際食品展に同社が「ギョーザ」を出展するのは初めてではないが「これまでの展示、提案に比べ、今回は明らかに入場者の反応がいい」(同社)という。

 同社ブースではギョーザのほかレンジ鶏から揚げなどの冷凍食品も紹介した。いずれもタイの子会社で製造。商品は既に欧州で販売している。

 また冷凍食品の隣では味の素ポーランドで手掛ける即席麺「親方ラーメン」や調味料「親方照焼」、「同やきそば」を試食提案。グループの香港アモイ社は中華調味料をアピールした。欧州では和食、アジア/エスニック食に根強い人気があるため、同社グループの各コーナーは期間中連日視察入場者が相次いだ。

日本代表冷食部門賞となった
日水の製品
国際優秀食品賞「シアルドール」
日本水産「3種の和惣菜」は部門賞

 国際食品コンクール「シアルドール」は世界中からエントリーされた新商品を、各国から選ばれた審査員が審査し、ランキングを決める。冷凍食品カテゴリーの日本部門賞は日本水産の「3種の和惣菜」が選ばれ、各国代表商品とともにパッケージが紹介された。

 世界の冷凍食品部門の金賞はイタリアのアグリフーズ社が出品した冷凍ほうれん草などを含む「Foglia a Foglia」(葉っぱの中の葉っぱ)シリーズが選ばれた。

 冷凍スイートカテゴリーでは巻き寿司をイメージしたアイスクリーム風の商品が南ア代表で登場。ここでも日本食の影響を見ることができた。

 カテゴリー展示とは別に国別展示を主とする国際会場に出展したジェトロ(日本貿易振興機構)は日本パビリオンを設置。醤油、わさび、生姜、日本茶、米関連商品などを出品して海外市場開拓の姿勢を示した。日本酒の特別コーナーも設けた。和歌山、高知の生産者は独自に展示コーナーを確保し、ゆず、日本酒など日本産食品をPRした。

 欧州事情に詳しい日本人駐在関係者によれば、パリの星付レストランのトップシェフがゆず、生姜、味噌、醤油など日本の食材や独特の風味を料理に積極的に取り入れ初めており「欧州市場は広がる」と見ている。

 食品審査の「シアルドール」と併せて世界の食品の最新傾向を示す「SIALイノベーション」も大々的に紹介した。ここでは「チープ&スマート」など12のポイントと今後予測される2つのポイントを示した。

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