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●極洋、食卓に新ブランド投入
井出万寿男
(週刊水産タイムス:13/06/17号)
市販用は「シーマルシェ」
| 市販用食品の新ブランド 「シーマルシェ」を発表する 福井会長(右)と多田社長 |
極洋(東京・赤坂、多田久樹社長)が市販用商品の新ブランド「シーマルシェ」と、第1弾の商品を発表。6月から順次発売する。中期経営計画「パワーアップキョクヨー2015」(2012年度〜14年度)の重点施策に掲げる市販冷食への本格参入、市販事業の拡大へ、大きな一歩を踏み出した。
「シーマルシェ」のロゴマークには、極洋カラーの青と赤を使用。「青い地球と波」「パラソル」を組み合わせたヨーロッパ風のしゃれたデザインで、世界中から集めた海の恵みを「マルシェ(市場)」のように揃えて食卓に届けたいとの思いを込めた。
スローガンは「食卓に、海のおいしさと、おどろきを」。肉類に押され気味な魚の消費拡大に向けて、極洋のこだわりと「手軽・健康・おいしさ」で勝負する。
四季を通じ世界の海の恵みを
| 家庭で気軽に極上の中トロを 「本鮪の極」 |
「シーマルシェ」第1弾商品はスモークサーモン、刺身用本マグロ、煮魚、カニ風味カマボコ、ツナ缶など12品。原料の調達から加工までの一貫したバリューチェーンを有する「水産/食品のプロフェッショナル」としての強みを生かした。
多田社長は「親しみやすさがあり、極洋ならではの魅力を生かした商品を提供する。誠実で正直な魚のコンシェルジュとして、四季を通じた様々な魚のおいしさ、楽しみ方をお届けしたい」と語る。パラソルの4つのストライプには、四季を通じて良い品を届けるとの意味もある。
「シーマルシェ」は食卓においしい“サプライズ”を提供する新ブランド。今後、記憶に残るおいしさの新発見や再発見を念頭に商品開発を進め、来年春には注目の市販用冷凍食品も新発売する。
こだわりの刺身マグロや煮魚など
| オーシャンキングの極 |
「スモークサーモンスライス(SM/カットSM)」は素材本来の旨みを引き出すため、塩と砂糖のみで味付けした燻製。刺身感覚でスモーク風味を楽しめる。少量パックの食べ切りサイズ。
「本鮪の極」(中トロ刺身用)は四国西南部の恵まれた環境下で育った国産養殖本鮪。解凍時のドリップが少ないプロトン凍結製法で生鮮マグロに近い食感。
「オーシャンキングの極」は高品質なスリミを使用し、カニ脚肉をイメージ。業務用でロングセラー商品となっている同社看板商品を市販用で発売する。
「さばの味噌煮」「さばのおかか煮」「かれいの煮付け(黒糖蜜入り)」は温めるだけで本格的な煮魚が完成する。そのままでも食べられる水産庁のファストフィッシュ認定商品。
缶詰製品の「ツナリッチ・かつおオイル漬あらほぐし」は極洋グループ所有の海外まき網船で漁獲した原料だけを使い、存在感のある大きめのフレーク形状に仕上げたプレミアム品。「さば味噌煮」「さば味付」は脂の乗ったノルウェー産原料を使用。「紅さけ水煮」は冷凍原料不使用のフレッシュパック。
福井清計会長CEO 業容拡大への新たな一歩に
水産・食品業界は来年春の消費税引き上げ、円安によるコストの上昇が今後の原料調達、消費動向にどう影響してくるのか、注意を払う必要がある。 中長期的には日本の少子高齢化によりマーケットの縮小が懸念される。食品業界の過当競争もさらに激化が予想される。 こうした中で当社は昨年4月にスタートした中期経営計画「パワーアップキョクヨー2015」の中で、市販冷食への本格参入を含めた市販商品事業の拡大を重点施策の一つに据えている。 これまで業務用を中心に取り組んできたが、極洋がさらに飛躍するためには、新しいフィールドを開拓しなければならない。この市販用食品のフィールドで、競合他社に追いついていくためには、当社が培ってきた強みを最大限に生かし、お客様に満足いただけるような商品をお届けする以外にない。 こうした当社の熱い思いを込めて、皆様にも親しんでいただけるような新しいブランド「シーマルシェ」を発表することになった。 「シーマルシェ」の立ち上げに当たっては、1年以上にわたり、若手を含めた社内のワーキングチームをはじめ、全社的に議論を重ねてきた。その意味では極洋の全社員が作り上げたブランドといっていい。 これから極洋は新ブランドとともに、新しい一歩を踏み出す。
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